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初対面?! ページ3

〜南side〜


また道路建設の話が出て来て、

自分なりに色々調べたが、

今一つ納得出来ずに、腑に落ちない。


そして、Aがここに居ない事実と、

頼れない事実を踏まえると、

この話を相談出来る相手。

そう。《賢人》


賢人しか居ないのも、釈然としない南。


それでも溜まる一方の《モヤモヤ感》を

軽くするには、ここは賢人しか居ない。


南は賢人に連絡して、相談することに。


賢人は《忙しいから》と言って、

南を円城寺の家に呼びつけた。

それも癪に感じる南。

円城寺の家まで、自転車を走らせる。


南が自転車を走らせると、

スレ違う人は必ず《先代は元気?》

と声を掛けられる。

南は《はい!(笑)》と言って、

自転車を走らせる。


円城寺の地に来ても、それは同じ事。


でも少し雰囲気は違う。


再度、道路建設の話が出て、

戸惑いが大きいのは、

円城寺の方だった事を、南は知っていた。

何せ、道路建設も、大型スーパーの話も、

賛成派が多かったのは、円城寺の方。


当時の当主だったAの話を聞けば、

反対の意味を納得さぜるを得なかった。

だから地元のもので、

地元が潤える様に、対策を取ったA。

そして、それが、やっと、

少しずつ根付いた時だった。

だから戸惑いが大きいのは、分かる。


でも南は、複雑な気持ちで、

自転車を足を早くして、

円城寺の家に向かった。


そして円城寺の家に着くと、
賢人の忙しさの訳を、実感させられた。


現当主の登さんに、この道路建設の話を説明しながらも、登さんも忙しい身。

登さんの不在の時は、この話の一切合切を、賢人に託していた。


賢人「あ、南、ごめんな。

もう少しで終るから、待ってて(笑)」


南「分かった。応接間にいるね。」



そして応接間で待ってると、
新しいお手伝いさんらしき人が
お茶を持って来てくれた。


《どうぞ。》

南「有り難うございます...」


※何処かで見たような...


南「私達、何処かで会ってませんか?」

《...さぁ?失礼します...》



今時、男の人でも使わない常套句。

今更ながら恥ずかしくなってきた。

そして少し遠くで賢人の声。


賢人「お茶、有り難うございました。
瀧澤さん。」


茉奈「イイエ」


※...何処かで会ってるはず。

瀧澤...瀧澤。

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作者名:アヤコ | 作成日時:2017年11月20日 17時

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