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HIRO「隆二...昨日、何処にいた?」


隆「Σえっ?何処にって...」


HIRO「あの辺りは治安が悪いから、

二度と行くな、分かったね。」


隆「Σでもっ!彼処に」


いつも穏やかなHIROさんが
振り返ると、怖い顔つき。


HIRO「分かった...ね?(笑)」


隆「はい...」


あそこにAが居た...。


HIRO「あ...後、登坂にも、

これ以上、余計な詮索しないように、
伝えておいて。

登坂には、詮索どころか、自分の行動にも責任持つように、言っておいて、な(笑)」


目が笑ってない笑顔。

淡々とした強い口調。

絶対...Aだ。


Aの事を聞けるのは...詩織さん。


詩織さんに連絡すると、
案の定、こっぴどく叱られた。


“入籍するのに放っておけ。”

“私、ヤマト、マサトは何も知らない!”

“聞くならHIROさんに聞け!”

言われるだけ、言われて電話は切れた。


何が有ったのか...。

突然の入籍、黒ずくめの変装、
笑わなくなった事、冷たい表情...


元に戻って欲しい。


お婆さんが亡くなったのが、
そんなに大きな出来事に?


あ...尊琉なら?

何か知ってても可笑しくない。

でも親子だからこそ、
教えてない事もあるはず。

俺が、簡単に立ち入るのは間違いだ。

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作者名:アヤコ | 作成日時:2017年11月20日 17時

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