殺人投票〜逃げられない死〜

おやすみ？ ページ13

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部屋に戻ると皆、もう布団を敷いてくつろぎモードに入っていた。









高橋海「あ！Aちゃんは……どこに寝たい？」








永瀬「誰の隣で……

寝たい？




……………フハハｯ」









冗談で言ってくる永瀬。





胸が苦しい。









冗談ならそんなこと言わないでよ…。









高橋恭「はいはい、もう真面目に考えよ〜や。」









浮所「じゃあここでよくない？端だし。

1人離すのも寂しいじゃん。」









“ここ”というのは浮所の横。








布団は修学旅行のように南側に3枚、北側に3枚敷いたのをくっつけてある。









私の正面は








永瀬……。









高橋海「え!?これもう寝る感じ？」








永瀬「ん〜まだ10時半やし、もうちょっとええんちゃう？」








浮所「だよね〜！

しりとりでもする？」








『………この状況でよくしりとりする気になれるね。』






高橋恭「この状況やからこそやろ？

こういうときやからこういうことが大事……やん？」







『ちょっとよく分かんない。』








永瀬「ハハッ……恭平のアホらしい発言が出てしもたな(笑)」









皆の笑顔が増えていく中、








那須君は黙って外を見ている。









浮所「那須〜何してんの？」







那須「……別に」









浮所って那須君と仲がいいのかな……？




いや、ただフレンドリーな性格だから那須君にもこんな感じなの？









浮所の笑顔は時々怖く感じる時がある。









なんでも表に出してそうな人って…









何か裏があるのかな？って思ってしまう。









浮所「A………

耳貸して？」






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