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「はっじめましてー、朱音の姉の高城朱莉です★」
「あ、どうも…」
「ねっねっこの子可愛いからうちで引き取ろ朱音！」
「うっせぇよクソ！欲しけりゃこの家出て一人暮らししてからにしろ！」
「ぶー、つれないなぁほんと！」
「うっせぇ！てめーはとっとと死んでこい！」
…なんだこれは…？
てかこの人…朱莉さん？
今確かに椿さんのこと、「朱音」って言ったけど…
椿が本名じゃないの…？
「あ、あの…。朱音、って……？」
「うん？この目つき悪いクソ妹のことだよ？」
「てめぇの方がクソだんのクソ姉貴！」
「……へ、あのっ…」
「おらクソガキ、無駄口叩いてねぇで行くぞ！」
質問しようとしたら遮られ、聞くことは叶わなかった
…椿さんはかなりイライラしてるし…
聞いても、答えてくれないよね…
「…おい、クソガキ」
「…は、はい！」
「余計なことは口出すな。関係ねぇだろ、てめぇは」
「……はい」
…うーん…
やっぱ、嫌われてるよねこれは…
それならどうして、私を指名したのかな…
技を教え込むって言われても、具体的にこうだとかいう指示とかもらってはいないし…
…どうしたらいいのかなあ…
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作者名：櫻ノ院 小汰楼 | 作成日時：2020年4月9日 21時
