かっちゃんの幼なじみの女のコ５【ヒロアカ】 (ページ5)

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♡

腕の中で意識を失っている澪を見て

「やり過ぎた」とは思ってる

もう１つの個性のこと

いつ話すかタイミングが掴めなくて
ズルズル引きずって結局今日になっちまった

けどいくらコイツの為とはいえ

いきなり数年も使っていない個性を使ったら体に反動が来るってことくらい簡単に予想がつくのに

「……クソが」

なァ澪

俺はお前の為になれたかよ

親父の鎖から解放できたんかよ…

「……」

澪を抱き抱えたまま勢いよく救護室のドアを蹴り開けた

「こら！そんな乱暴に入ってくるんじゃないさね！」

治癒ババアが喚いているのを無視して空いているベッドに澪を寝かせる

「全く…。それにしてもこの子が、あの男の娘っ子だったとはね……あたしゃ気づかなかったよ…」

「…知ってんのか」

「口の利き方…まぁいいさね。そりゃ知ってるに決まってるよ、オールマイトとも肩を並べたヒーローだったからねぇ…。さ、包帯の用意…」

…澪の親父は、今でも人気だ

容姿が似てねぇからバレてなかっただけで

この体育祭で全国に知れ渡った

これから澪は、あのクリスタルの娘だって言われて、比べられて、その重圧を背負っていかなきゃならない

半分野郎んとこみおたいに

…クソ

色々とやらかしすぎた

でも

もしそうなったらその時は…

「…俺が守ってやる。安心しろ」

そっと頭をくしゃりと撫で、黙って救護室を出ていった

「…ここまで来たからにはぜってェ取る…。完膚なきまでの１位を…！」