かっちゃんの幼なじみの女のコ５【ヒロアカ】 (ページ37)

今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:49,760 hit

２１５ページ37

♡

「俺はこれから任務だ。訓練は中断、てめーは治癒院でも行って傷を治してこい」

「はい…ありがとうございました…」

プロテクトさんはくるりとドアに向けて歩いていった

…そういやさっきの個性こと、まだ聞けてないよな…
ちょっとだけ聞いてみよう…

「あ、あの…プロテクトさん」

「…あ゛？」

「あー…えっと…」

なんて言おう…

仮にお父さんの仲間だとしても、お父さんがそんなこといちいち言ったりするのかな…

「おい」

「は、はい」

「その呼び方をやめろ」

呼び方…？

なんで…？

「…え？…で、でも、プロテクトって名前で…」

「俺ァその名前が嫌いだ。に加えて、ほとんど活動なんざしてねぇ。…かと言って、死神なんざ名前で呼ぶのも癪だろ」

「…じゃあ、なんて呼べば…」

「……椿」

「…つばき…？」

「呼びたかったら勝手にそう呼べ。何聞きたかったが知らねぇが俺ァ最初に言った通り質問には答えねぇ。聞きてぇならそこのそいつに聞け。以上」

名前が嫌い…

…椿っていうのは…プロテクトさんの本名…なのかな？

とりあえずなんかまた怒られそうだし、そう呼んでおこう…

「じゃあ澪様、治癒院の方へ行きましょう」

「あ、お願いします」

…結局、聞けなかったや

イヴさんに聞けって言ってたけど…何か知ってたりするのかな…？

「あの…イヴさん」

「はい？どうしましたか？」

「プロ……椿さんって、うちのお父さん…ヒーロークリスタルと交流があったり…とかって…」

「…はい。どういうご関係かは知りませんが、ありましたよ」

「そうなんですか？」

「ええ。この家にも、何度か訪れたりしていました」

「へぇ……」

お父さんが生きてたら確か４４歳だから…

椿さんもそのくらいなのかな…？
見た目、すごく若いけど…

「…ひとつ、ご主人様とクリスタル様のことについて言えるとしたら……」

「…言えるとしたら…？」

「……いえ、なんでもありません。…忘れてください」

「…？…はい……」