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「てめーのクソ弱ぇその個性を強くするにはとか色々考えたが……まず体力つけんのが先か…。よし、今から俺が言う方法を実践しろ。疲れてもやめんな。ぶっ倒れたらん時ゃ…治癒院でも行ってこい」
「はいっ！」
「……無駄に返事でけぇなお前…」
「あはは…」
♡••┈┈┈┈┈┈••♡••┈┈┈┈┈┈••♡
「ほんとにこれでいいんですかぁ！？」
「喋んな、とりあえずやれっつってんだろ」
プロテクトさんが私に課した体力アップのトレーニングとは…
結界を何重にも重ねて張り、そこに延々とクリスタルを打ち込むというなんともきついトレーニングである…
…めちゃくちゃしんどい…
結界は割れる度に新しいのを張らなきゃいけないし、ちょっとでも気を抜くと変な形のクリスタルができてしまうから集中しなきゃいけない
バレーの合宿より地獄だ…
「本当に、こんなので体力が上がるんですか…！！？」
「てめーの個性は使えば使うほど体力が失われてくんだろ。なら使いまくればいいんだよ。ごちゃごちゃ抜かしてねーでさっさとプルスウルトラしてこい」
「うぇぇ……」
プルスウルトラしてこいって…
もう結構頑張ってるんだけど…
頭はズキズキするし体はフラフラだしで…
「はっ、無様なこった」
「…うぅ……！！」
2時間休憩なしでその状態が続き、最終的にぶっ倒れたため、そこで地獄のトレーニングは終わった
「げほっ、げほっ……」
「…んなもんじゃ、てめーは使いもんになんねーぞ」
「うぅ……すみません…」
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作者名：櫻ノ院 小汰楼 | 作成日時：2020年4月9日 21時
