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「ご主人様の家が財閥…まぁ、簡単に言うとお金持ちの家でですね！それで、こんな膨大な土地を持たれているのです！」
「へぇ…そうなんですか…」
やっぱり、お金持ちなんだ…
「プロテクトヒーロー事務所はその敷地の一角にありまして、その他にも研究所や開発所、孤児院や治癒園…小さな病院もあります」
「…孤児院！？」
「はい、そうですよ？」
…どんな規模のお金持ちなんだ…？？
家のところに孤児院作るって…
「あ、ご主人様は厳しい方ですが、体育祭のテレビで澪様のことを褒めてらしたので、大丈夫だと思います！」
「そ、そうなんですか…？」
「はい！緊張しなくてもいいですよ！」
そっか…
ちゃんと見てくれてたんだ、私の戦い…
良かったぁ…
「それでは、ご主人様をお呼びしてきます！」
「はい、お願いします」
客室に通されて椅子に座っていると、しばらくして部屋の外から誰かが歩いてくる音がし、勢いよくドアが開いて、人が入ってきた
あれがプロテクトさん…かな？
「おい、詠守澪ってのはてめーか」
「えっと、雄英高校１-Ａ、詠守澪と言います！１週間よろしくお願いしま____」
椅子から立ってぺこりとお辞儀し、顔を上げるとプロテクトさん？と目が合った
「………あれ」
「あ？」
琥珀色の目…
どこかで見たような気がする…
「…あの、どこかで……」
「もう忘れたんか、クソガキ」
…それに、この声…
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作者名：櫻ノ院 小汰楼 | 作成日時：2020年4月9日 21時
