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♡
電車を乗り換え１時間ほどで降りて
駅から歩いて４０分
間違うことなく目的の場所に辿り着いた
…のはいいんだけど
「…デカくない？」
見る限り、敷地がめちゃくちゃデカいのだ
…住所、間違えてないよね？
ヒーロー事務所って、こんなに広いものなの…？
「とりあえず、インターホン押さなきゃ…」
インターホンを押して数秒待ってみたけど、何も反応はない
…あれ、ホントに間違えた…？
「何か御用ですか？」
「わああ！！？」
「キャーー！！」
いきなり背後から声をかけられて驚いて振り返るとそこには絵本の中にいそうなメイド服を着た人が立っていた
…ん？
「ごっごめんなさい…びっくりしちゃってつい…」
「いえ、私の方も、いきなりお声がけしてすみませんでした！あ、その制服…。えっと、雄英高校から職場体験でいらした、詠守澪様ですか？」
「あ、はい。えっと、あなたは…」
「私はこの家に仕えているメイドの１人、イヴと申します。ようこそおいでくださいました」
「あっ、えっと、１週間よろしくお願いします！」
……メイド？
プロテクトさんはお金持ち、なのかな…？
「こちらこそよろしくお願いします！それでは案内いたしますので、どうぞこちらへ！」
「ありがとうございます！」
イヴさんの後ろについて歩いているけど…
ヒーローの事務所に、なんで庭園があるんだろう…？
「…えっと…ここの敷地って一体…」
「ここですか？ここ一帯は高城財閥の敷地となっています！」
…財閥…？
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作者名：櫻ノ院 小汰楼 | 作成日時：2020年4月9日 21時
