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「ほぼ全員のヒーロー名が決まったところで話を職場体験に戻す。期間は１週間。肝心の職場だが指名のあった者は個別にリストを渡すからその中から自分で選択しろ」
休み時間になり、貰ったリストととのにらめっこが始まった
ほとんどが知らないヒーローからだ…
うーん、どうしよ…
…そういや勝己は、どうするんだろ…
「勝己はどこ行くの？やっぱ上のとこ？」
「ベストジーニスト」
「お、Ｎｏ.４からか」
「お前はコイツから指名入ってないんかよ」
「ん、ちょっと待ってねー」
探してみても、ベストジーニストからの指名は来てないようだった
「ない。んじゃ、一緒のとこは無理だね」
「ﾁｯ…」
…１週間離れる、かぁ…
数年ぶりだな、そんなに会わないの…
「私もう決めてるよ。バトルヒーロー「ガンヘッド」の事務所！」
「ゴリッゴリの武闘派じゃん！麗日さんがそこに？」
「うん、指名来てた！」
「僕はてっきり13号先生のようなヒーローを目指してるのかと…」
「最終的にはね。でもこないだの体育祭で爆豪くんと戦って思ったんだ。強くなればそんだけ可能性が広がる！やりたい方だけ向いてても見聞狭まる！と！」
お茶子はすごいなぁ…
ちゃんと将来のことも考えているんだ…
私は勝己を追い越すとか、強くなるとかで頭いっぱいになってたや…
「アタシはもう決めたよ。澪は？」
「…あ、まだだった…」
とりあえず今は、体験先探さないと…。
…でも、チャート入りしているヒーローからは来てなさそう…
「…ん？」
リスト用紙の１行１行をじっと眺めていると、とある名前が目に入ってきた
「…結界ヒーロー…「プロテクト」…？？」
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作者名：櫻ノ院 小汰楼 | 作成日時：2020年4月9日 21時
