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♡
続いて勝己が前に出た
「爆殺王」
「そういうのはやめた方がいいわね」
「なんでだよ！？」
「爆発さん太郎にしろよ！」
「うっせぇぞクソ髪！！」
…いや、これはミッドナイト先生の判断が正しいと思う
爆殺王て…どんな名前よ…
「まだ発表してないのは再考の爆豪くんと…飯田くんと緑谷くん、詠守さんね」
…そうだ、考えないと…
んーでも、どうしよう…
考え込んでいると、今度は出久が前に出た
いいな、出久も終わったんだ…
…って、その名前…
「緑谷？」
「いいのか？」
「一生呼ばれ続けるかもしんねぇんだぜ」
「うん。この呼び名今まで好きじゃなかった。けど、ある人に意味を変えられて僕にはけっこうな衝撃で…嬉しかったんだ」
出久のフリップには、「デク」と書かれていた
あんだけいじられてた名前をヒーロー名に、なんて…
すごいなぁ、出久は…
「これが僕のヒーロー名です！」
…みんな、かっこいいな
私も早く、決めないと……
「爆殺卿！」
「違う、そうじゃない」
…勝己は、少しその路線から離れた方がいいよ…
「ガンバ、澪」
「んん…何もないんだけど…」
「ほれほれ、なんか浮かんでこんかね？」
「う〜ん……」
そして考えている内
キーンコーンカーンコーン…
…チャイムが鳴ってしまった
「…あ」
「時間だから仕方ないわね、じっくり考えてまた今度教えてね」
「…はい…」
決まらなかった…
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作者名：櫻ノ院 小汰楼 | 作成日時：2020年4月9日 21時
