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寝袋をガサガサと取り出し、器用に広げながら相澤先生はだるそうに言った
…ヒーロー名、かぁ…
実は、全くそういうの考えたこと無かったんだよな…
お父さんは「適当に個性名つけた」とか言ってたな、そういや…
さすがにこれは真似できないな…
「じゃあそろそろ出来た人から発表してね」
…発表形式なの！？
ウソー…
「ねぇ蘭、何か考えてるの？」
「もち。確かにアタシは雄英来たのって澪追ってだけど、昔からヒーローになりたいとは思ってたからさ」
「へぇ、そうなんだ…」
…知らなかったや
結構長くいるけど、蘭のそういうのを聞くのは初めてだ
「ん〜……」
勝己の方はもう考えてるようだしあんまり邪魔はできない…
そしてその間に、みんなはどんどん発表していく
「んまぁ、こういうのって何からとってもいいみたいじゃん？それに時間余ってるしさ、ゆっくり考えなよ」
「そーする…」
仮にお父さんの名前を継いだとしても、その名の重さに負けそうな気がするし…
私はそもそもお父さんみたいに強くないし…
結界…バリア…
これは単純すぎる…かな？
なら何があるのって話だけど…
…ダメだ、まっっったく思い浮かばない…
「よし、決めた！」
うんうん唸っていると、前の席の蘭が立ち上がった
…いいな、早いな…
「じゃあ、次夢宮さん、どうぞ！」
「えーっと…。ドリームヒーロー アミティ、っす！」
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作者名：櫻ノ院 小汰楼 | 作成日時：2020年4月9日 21時
