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体育祭の効力あってか、いつもより電車の中とかでジロジロ見られたりしたけどなんとか無事に学校に着いた
「はよ…」
「おはよ。眠そうだね」
「そりゃだってさ指名くるんだよ指名…ヒーローから…」
「ああ、そういや相澤先生そんな話してたね」
指名…か
なるべく事務所が大きいところに行こう…
「は〜…。アンタは３位まで行ったからいいよね」
「んー。でも負けたしなぁ…」
「このバカタレ！大きな印象は残してたろーが！」
「うわっいきなり叫ばないでよ…」
「知らん！」
蘭とそんな会話をしていると相澤先生が入ってきて、各々喋っていたクラスメイトが会話をやめてピタリと席についた
「おはよう。今日のヒーロー情報学ちょっと特別だぞ｣
この雰囲気は…またテストかな？
それなりに勉強はしてるけど抜き打ちはあんまり…
「コードネーム。ヒーロー名の考案だ｣
「「「「「胸膨らむやつ来たァ！！！」」」」」
…コードネーム、かぁ…
考えたこと無かったな、そういや…
「というのも先日話したプロヒーローからのドラフト指名に関係してくる。指名が本格化するのは経験を積み即戦力として判断される２、３年から…。つまり今回１年のお前らに来た指名は将来性に対する興味に近い。卒業までにその興味が削がれたら一方的にキャンセルなんてことはよくある｣
「頂いた指名がそのまま自身へのハードルになるんですね！｣
「そう。で、その集計結果がこうだ｣
ピッと音がし、黒板に指名票数の結果が出された
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作者名：櫻ノ院 小汰楼 | 作成日時：2020年4月9日 21時
