かっちゃんの幼なじみの女のコ５【ヒロアカ】 (ページ17)

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♡

「ほーら、早く」

「……」

…全然起きない

…しょうがないや、あの手を使うしか…

「私もう知らないよ。出久か蘭と行こうかな」

「……まてや…」

…引っかかった

何度目よ、この手使うのも…

「じゃあ早く起きてくださーい」

「……ん」

勝己はのっそりと熊みたいに起きて、それから私にぎゅうっと抱きついた

眠たい時の勝己って甘えてくること多いんだよな

こういう場面、切島や上鳴とかが見たらなんて言うんだろうな…

まぁ、これは私だけの特権、だね

「はい、ご飯食べてきてね」

「…もうすこしいいだろ……」

「ダーメ。そのまま寝る気でしょ」

「…ﾁｯ」

「舌打ちしてもダメだから。ほら、早くご飯食べてきてってば」

ていうか舌打ちするんじゃないよ

起こしてあげてるのにさ…

「…ぜってーデクとクソ女と行くんじゃねェぞ…」

「ちゃんと待ってるってば」

変なとこ疑り深いんだから…。

勝己が部屋を出て行ってから、カバンの中からノートを取り出した

そのノートとは、前にお母さんから渡されたお父さんが個性についてまとめてくれていたノートだ

あの個性を使っていくんなら、色々研究しなきゃならないからね
絶対に人を傷つけないように

てか、１年前くらいまではいつもバレーノート見てたんだっけか…
時が過ぎてくのは早いなぁ…

…色々、変わったなぁ…

でもこうして、変わらないものもある

どっちも大切にしていきたいな、なんて

「おら、行くぞ」

「…って、用意早っ」

「あ？こんなモン普通だろうが」

「普通て…」