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♡
そう言うと勝己は布団から抜け出し、ベッドに座った
「……おい」
「ん？」
「…お前、怒ってないんかよ…」
「…んん？」
…怒る？
なんのこと？
「…親父の個性ことに決まってんだろが。……トラウマだってまだ消えてねェのに、俺はお前に…」
「ああ、そのこと？ごめん、ほとんど気にしてないよ？」
「…あぁ！？」
「だって勝己はさ、私のためを思って言ってくれたんでしょ？怒る必要ないじゃん」
怒るなんてもっての外でしょ
それに勝己は事情知ってるからこそ、言いにくい部分もあったかもしれないのに
それでも、こうやって言ってくれたんだからさ
そのおかげで、私はまた一歩前進できたし
「ありがと、勝己。今日言ってくれて」
「…そーかよ」
「うん。だからさ、早くご飯食べに行こ？お腹空いた」
「…おー」
ようやく起きた勝己を連れてリビングに戻り、ようやくご飯が食べられた
「好きなだけ食べな〜」
「いただきますっ！」
「……ん」
ご飯と一緒にお肉を口に頬張る
めちゃくちゃお肉美味しい…！
まぁ今日とんでもないくらい体力使ったからな…
やっぱクリスタルの方は消費力が膨大だ…
もっと明日からトレーニングメニュー増やして体力つけないと、勝己にも、周りにも置いていかれる
そうならないように頑張らなきゃ…！
「まぁよく食べること。いつもそんなに食べないのに」
「たくさん動いてお腹空いてるから！」
「太んぞ」
「うっ運動してるしちゃんと！」
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作者名：櫻ノ院 小汰楼 | 作成日時：2020年4月9日 21時
