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♡
「おじゃましま〜す！」
「おじゃまします…」
「あらいらっしゃい。どうぞ上がって上がって！」
夜ご飯の時間になって、勝己の家に行くと
リビングのテーブルには、大量の色んなお肉が並べられていた
「お肉だぁ…！」
「うちの子運動の後だと結構食べるけど大丈夫？」
「大丈夫大丈夫！勝己も食べるし、多めに買ったからさ」
「何から何までごめんね〜」
頑張ってよかった…！
…てかあれ、勝己がいない
「あの、勝己はどこに…」
「ん？あぁ、２階で寝てるわよ。起こしてきてあげてくれる？」
「はい」
リビングを出て階段を上がり、勝己の部屋のドアをノックした
「かつきー？ご飯だよー」
…返事がない…
まだ寝てるのかな…
「勝己ってばー。…んもう、入るからね？」
ガチャッとドアを開けると、暗い部屋の中で勝己は布団にくるまってお餅のようになっていた
…なんだこれは…？
うーん、でもご飯だしとりあえず起こさないと…
「勝己、起きてー」
ベッドに腰掛けてゆさゆさと勝己の体を揺らすと、もぞもぞと動いてのっそりと顔を出した
「…あ？んでおまえがここに……」
「寝ぼけないでよ、今日一緒にご飯食べるって言ったじゃん。ほら、もうご飯だよ、焼肉だよ」
「…ん……」
眠たそうに応えると、勝己は再びもぞもぞと布団の中に入っていってしまった
…カタツムリかなんかか
「んもー、早く起きてってば」
「…先に食ってろや…」
「えー。せっかくなんだからさ、勝己と一緒に食べたいな」
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作者名：櫻ノ院 小汰楼 | 作成日時：2020年4月9日 21時
