第十七話 ページ19
「和泉先生、なーにやってんですか！」
顔を洗い、急いで追いかけてきたきり丸がAの周りをぐるぐると回りながら訴える
Aはふと立ち止まって「きり丸君…」と呟く
「おはようございます」
「だぁ？！」
予想と違った返事に思わずコケるきり丸。「あら」とAは暢気な声を出した
先程の焦り方とはまるで正反対の落ち着きように、呆然とする
起き上がり、きり丸は「そうじゃないでしょう！」と抗議をする
「あんな逃げ方したら、嫌でも自分は意識してますって言ってるようなもんじゃないですか！」
「だだだだだって…」
「だっても、明後日も、明々後日もないでしょうに。で？」
「で？って……。きり丸君まで私が土井先生を意識していると…？」
「そりゃ夜にあんな会話繰り広げてたら、誰だって疑いますよ」
Aは中腰になり、そっときり丸に耳打ちする
「土井先生を初恋の人の面影に重ねてるぅ？だから意識しちゃってるぅ？」
「しー…！！声が大きいですよ…！」
「あ、すんません」と謝るきり丸に目線を合わせ、Aは「土井先生には言わないでください」と頼みこむ
「まあ、それは良いですけど…秘密保護料金いただきまぁす！！」
次にコケるのはAの番であった
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つあ。(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです。ドキドキしながら読ませて頂きました！素敵な作品をありがとうございます！！ (2022年4月10日 21時) (
レス) @page32 id: 1b35df4618 (このIDを非表示/違反報告)
花太郎(プロフ) - 幼稚園並みに幼い絵を描く自分からしたら絵が上手ですね 羨ましい 漫画で好きなキャラも書けません コツとかあるの？ これからも応援していきます (2015年9月8日 21時) (レス) id: 558271d4dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：錦浦麗音 | 作成日時：2015年7月26日 23時
