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『ハア、つ、疲れた…』
今の時間は9:59
いる場所はフェニックスワンダーランド
なんとか、間に合った…
いや別に誰かをまたせているわけではないんだけれど
まずは、あの子の手入れ
あの子というのは私が使っているキーボードのこと
独特な、繊細な音を出すから、大切に扱っている
少し斜めっているから真っ直ぐに直して…
うん。こんな感じでいいかな
試しに弾いてみると…
♪〜といつもの音が流れた
よかった
この音を出せるのはこの子だけだから
安心していると
「Aではないか!」
という大きい声が後ろから聞こえる
『うるさ…。それにしても、早いね。司』
司「そうだろう!未来のスターたるもの早い時間から練習しないとな!」
『だね。ところで、後ろにいる子は?』
咲希「アタシ、天馬咲希って言います!」
司「俺の妹だ!」
『いやまあ、それは見ればわかる』
『なんでここに、いるの?』
司「俺の動きを見てもらおうと思ってな!」
そういえば…
『確か、司の妹さんって、キーボードが弾けたんじゃ…』
咲希「はい!弾けます!Aさんもなんですか?」
『うん』
この子が私の代わりにキーボードを弾けるなら…
『一度、私のキーボードを弾いてみて、くれない?』
咲希、司「え?」
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灰朴(ハイボク) - koryi(’-’*)♪さん» 神なんて、ありがとうございます!更新、楽しみにしていてください! (2023年3月12日 8時) (レス) id: 6db389196a (このIDを非表示/違反報告)
koryi(’-’*)♪ - 控えめに言って神。神作品をありがとうございます!!更新楽しみに待ってます! (2023年3月9日 18時) (レス) @page1 id: 69229b7fff (このIDを非表示/違反報告)
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