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「よく役の作り込みができていたな」
「はい！ありがとうございます！」
オーディションが進んでいき、ついに司の番になった
『頑張れ……』
寧々「頑張れ、司……」
手を合わせて祈る私と寧々を見て、類は声をかける
類「そうだね」
類は一瞬目を伏せて、また開けた
類「僕たちの座長を――信じよう」
「それでは次！」
司「はい！天馬司です！よろしくお願いします！」
司は、いつも通り大きい声で挨拶をした
不安なんて、少しもないように
そんな司の姿は、とてもかっこよくて、キラキラしていた
「……では…始め！」
そして、司がオーディションでする場面……
リオが、フェニックスを追いかけるシーンが始まった
〜〜〜〜〜
司「なんで、足が……」
櫻子「この森の中を何日も駆け回っていたのよ。……さよなら」
司の演技は、今までとは比べ物にならないくらいすごかった
櫻子さんと並んでも、違和感がないほどに
司「…っ……」
えむ、寧々、類「っ？！」
『……！』
その司を見て、私たちはすごく驚いた
司「僕は……！どうして、僕は！僕は！僕は……っ！！」
司「どうして僕は、こんななんだよ……！！」
ここで、司のシーンは終わり
櫻子「……これで、やっと、静かな暮らしに戻れそうな」
そのはずなのに、櫻子さんは演技を続けた
そんな二人を見て、私は
とても、素晴らしいショーを見ている気分になった
そして、そんな2人に見惚れている間に
司のシーンは終わったようだった
司「もう終わりか……」
司は少し悲しそうに、でもやりきったようにそう言った
櫻子「お疲れ様、天馬さん」
司「青龍院……」
櫻子「思わず答えたくなってしまうようなリオだったわ。ほら、客席を見てみなさい」
櫻子さんがそう言って私たち……客席の方を指すと、司もその指が刺す方法を見つめた
えむ「すっごく……すっごーくよかったよ！」
『とてもよかった…！』
私もえむも、感じたことをただ率直に司に伝えた
寧々と類は、司を見て微笑んだ
司「あ……」
「――他に、これ以上の演技ができる奴はいるか？」
演出家さんがそうやって聞いても、誰も声を上げるものはいない
櫻子「リオ役は……ワンダーランズ×ショウタイム、天馬司に決定よ！」
司「……！！」
えむ「や…………やった〜〜〜！！！！」
『司……！』
櫻子「改めて、これからよろしくね、天馬さん」
司「……ああ！！」
こうやって、準主役のリオ役は司に決定した
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灰朴（ハイボク） - koryi(’-’*)♪さん» 神なんて、ありがとうございます！更新、楽しみにしていてください！ (2023年3月12日 8時) (
レス) id: 6db389196a (このIDを非表示/違反報告)
koryi(’-’*)♪ - 控えめに言って神。神作品をありがとうございます！！更新楽しみに待ってます！ (2023年3月9日 18時) (レス) @page1 id: 69229b7fff (このIDを非表示/違反報告)
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