壊れかけのキーボード【ワンダショ】

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『…お腹、空いた』


ずっとセカイでキーボードを弾いていたからか、お腹の音が鳴る


リン「帰ってご飯でも食べたらどう」

『うん。そうする』

『バイバイ、みんな』

ご飯を食べるために、家へ戻る

別に、戻ってきても食べるものないんだけど


そう思いながらも、ご飯を炊いて適当に食べる

…1人のご飯って、こんなに寂しかったんだ



『…新しい曲考えとこ』

音楽アプリを開いて、いろんな楽器…主にキーボードで音を作る

最近はワンダショでの活動が忙しかったから、こっちの活動があまりできてなかった

だから、今やらないと


そうだな…今回の曲は、激しめにしてみよう

前は少し悲しめの曲だったから



ご飯を食べながら曲を作っていると、ピンポーンとインターホンの音が鳴る

お父さんじゃないし、もしかしたら……お母さん？

そんな最悪な状況を想像すると、ゾッとして鳥肌が立つ

そんなことはない、はず。だから、大丈夫


『…どなた、ですか』

こんな時に、カメラ付きインターホンだったらこんな気持ちにならなくて済むのだろうか

この一瞬だけこの家に住んでいることを後悔した


寧々「あ、A？」

インターホン越しに聞こえた寧々の声に安心して、急いで玄関へ出る

『寧々、、どうしたの』

寧々「お母さんから、ご飯のお裾分け。どうせまともに食べてないんでしょ。明日の夜ご飯にでもして」

『うん、ありがと』

ご飯を受け取って、寧々に別れを告げる



…なんだか、心があったかくなった

なんだろ、この気持ち

…表現できないや


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週一以上更新できるよ〜ん！

明日も投稿します！

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