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A「…なんで…っ」
…かずくんは離れても平気なの？
もうずっと会えないかもしれないんだよ？
明日から不安で不安で押しつぶされそうになるのに
愛しい人にまで会えなくなるなんて絶対無理だよ。
和也「…A、」
A「っやだ、離れたくない」
かずくんのお陰で止まったはずの涙も
和也「Aってば」
A「…かずくんと離れるなんてできない！」
しばらく会えない、って言われた途端にまた溢れてきて
…なんでかずくんは分かってくれないの？って
そればっかりが頭を回る。
和也「A……ね、よく聞いて」
A「…っ」
和也「別れよって言ってるわけじゃないでしょ？」
私の顔を覗き込んで言うかずくんは…大人で。
二人向き合った体制だったのに
いつの間にか私はかずくんの腕に捕まってて
彼の腕の中にギュッと閉じ込められる。
…安心する。
A「…でもっ」
別れよって言われてるわけじゃなくても
不安で仕方ないのは初めてでどうにもできなくて
A「…離れたくないよ」
抱きしめてもらえるのも今日で最後だったらって考えたら
離れるなんてできない。
和也「…」
A「ずっと会えてなかったのに
また会えなくなるんだよ？」
和也「…ん」
A「コンサートに行ってるかずくんを待つのと今のじゃ、全然違うもん…」
そんなの待てないよって呟いたら。
ふ、と抱きしめられてた腕が緩んで
和也「…じゃあ別れる？」
…泣きそうな顔で私を見つめるかずくんと
目があった。
A「…え？」
和也「どんだけ離れてなきゃなんないか分かんないもん。
それなら別れた方が楽でしょ」
A「なに、言って…」
和也「そういうことだよ？俺らが今
我慢して会わないってことを選択したら
またいつか会えるようになんの」
和也「でも我慢できない！ってこのまま会い続けたらさ
次はどうなるか分かんないでしょ」
____ホントに別れる日が来るかもよ。
ジッと私の顔を見つめて言ったかずくんの顔は真剣で
…私は、なにも言えなくなる。
A「…そんなの、もっと無理…」
和也「ん。…だからさ、俺のこと信じててよ
俺もAの気持ち信じてるから」
別れる気なんて無いから。
って
かずくんが私にキスを落として、笑う。
和也「…続きは、また会えたときゆっくりね」
…その日から、私たちはほぼ二ヶ月間
会えなくなった。
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りさ(プロフ) - わかりました！発見次第コメントします！ (2016年1月21日 18時) (
レス) id: 3b6709f301 (このIDを非表示/違反報告)
叉杞(さき)(プロフ) - 初めてコメントさせて頂きます！確かに問題は色々とあって大好きな作品が読めなくなったこともありましたが今では気をつける人も多いですが、まだ作品名をだしたりする人は多いです。私も気づいたら報告させて頂きます！ (2016年1月20日 0時) (レス) id: b4b1edea72 (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - そんなことしてる人がいるのですね…。私はTwitterではこちらの占ツクに関しては書かないようにしてます。あくまで読む人だけで楽しむ場所なので…。もし、パクリや盗作を見つけたら報告いたしますね！ (2016年1月19日 18時) (レス) id: 30aeae7aa3 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - もちろん、そんな事はしませんよ！Twitterもほとんど覗かないので、見かける事もないんですが、気付いたら報告します。盗作とかコピーとか、本当に気分がいいものじゃないですよね。 (2016年1月19日 17時) (レス) id: 4c513d08fd (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - 信じるって大事ですよね。主人公ちゃんも二宮さんも応援してます＾＾ (2016年1月18日 7時) (レス) id: 30aeae7aa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くぅ。
| 作成日時：2015年9月27日 10時
