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鬱視点
「……んぅ…」
カチカチ、とパソコンの音が聞こえる。
あれ、ここ何処や？
俺、Aちゃんの部屋行って…そんまま寝たんか…
え、てことはこれAちゃんのベッド？
やばいやん！
ぇ、絶対Aちゃんに嫌われる…！
『あ、起きましたか』
終わった……！
俺はもう駄目やぁ……絶対嫌われとる！
だって部屋戻ったら無能が自分のベッドで寝てたらそら引くやろ……ｯ！
嫌や、絶対嫌われたない…！
「あｯ、えと、これは、」
なんとかしようと口を動かすも、出るのは情けない声だけ。
どうしよう、これじゃただの変態やん…！
嫌われたくない嫌われたくない嫌われたくない嫌われたくない嫌われたくない嫌われたくない嫌われたくない嫌われたくない嫌われたくない嫌われたくない嫌われたくない嫌われたくない嫌われたくない嫌われたくない嫌われたくない嫌われたくない嫌われたくない嫌われたくない嫌われたくない嫌われたくない嫌われたくない嫌われたくない嫌われたくない
嫌われたくな…
『どうぞ、ホットミルクです。飲めなかったら飲まなくていいですよ、』
「ｯえ、あ、ありがとうな…」
嫌われて、ない？
『蜂蜜も入れたので美味しいですよ』
なんで、そんな優しくしてくれるん？
ホットミルクを一口飲む。
「美味しい、……ｯｸﾞｽ」
あまりの優しさに視界が歪む。
好きな子の前で泣くなんて格好悪い。
『…それは良かったです』
そう言って背中を撫でてくれるAちゃん。
『…落ち着くまでここにいてください』
俺は思わず抱きしめた。
「…Aちゃｯ……俺……今まで辛かってん…ｯ」
Aちゃんはそっと抱きしめ返してくれた。
『………』
「仕事もろくにできんし…ｯ、強くもないしｯ…」
ーーーーーーー
朝。
Aちゃんのベッドで目が覚めた。
昨日の夜、Aちゃんはずっとゆっくり相槌を打って隣で話を聞いてくれた。
たしか泣き疲れて寝たんだっけ。
脳が起きてくると、抱きしめられてることが分かった。
「…ぅえ、？…Aちゃんｯ？///」
『…ん、鬱さん、おはようございます…』
「ちょ、ｯこれ恥ずかしいんやけど…///」
『照れてる……かわい、』
「えｯ？！か、可愛い？」
可愛いよりかっこいいがいい、と言うと、私は可愛い方が好きです、と返された。
恥ずかしいけど、もう少しこのままでいいかな、なんて考えてしまうのはきっと寝ぼけてるせいだ。
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作者のハニカム - こー！さん» こー！さん、多くのコメントありがとうございます！早速書かせていただきますよ〜！ (2022年6月11日 23時) (
レス) id: 4452b9e302 (このIDを非表示/違反報告)
こー！ - リクエスト！後輩組にケモミミが生えた話書いてほすぃです。。これからも更新頑張ってください！ (2022年6月11日 22時) (レス) id: 65d5889dde (このIDを非表示/違反報告)
こー！ - こんにちは！この作品大好きです！これからの展開めっちゃめちゃ楽しみです！無理しないで頑張ってください！！！！ (2022年6月5日 22時) (レス) @page5 id: 65d5889dde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハニカム | 作成日時：2022年6月4日 7時
