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コネシマ視点
母「＿＿＿、＿＿＿＿!!」
父「＿＿＿。＿＿＿！＿＿＿＿!?!?」
嗚呼、まただ。
いつも両親は喧嘩ばっかりで
やめようともしない。
下手に説得なんてしようとしたら
自分にも物や暴言が飛んでくる。
でもこんな生活にも慣れてきた。
いつも通り帰ってきて自分の部屋に向かおうとすると、母親が腕を掴んだ。
母「あんた…いっつもムカつく顔して…本当ウザいのよ…」
『…ｯ、ごめん、なさい…』
ここで苦しんでる顔をすると少しは仕打ちもマシになる。
母「あんたも親孝行くらいしなさいよ…ほんっと使えない奴ね…」
親孝行？お前らのどこが親だよ、
こんな時だけ親面して。
心の中で舌打ちをしてたつもりが、どうやら本当にしてしまったらしく、目の前にいる女の顔が歪む。
……あ、やっちまった。
その後はあまり覚えていない。
女と男に殴られたり蹴られたり
たまに物も投げつけられたりもした。
慣れた、と心では繰り返しているが
それでも涙は止まることを知らなかった。
そのまま行く宛もなくうずくまっていると
一人の女が声をかけてきた。
『…大丈夫ですか？』
「……ｯｸﾞｽ、……」
大丈夫だと言いたいのに
こんな顔じゃまともに相手の目も見れない。
『…うち、来ます？怪我してますし。』
「……」
初めて人の優しさに触れれる気がして、
俺は静かにうなずいた。
『こっちです。』
「……お邪魔します、」
部屋、綺麗やな…、
『ソファにでも座ってて』
そう言うと女は引き出しを開けて
救急箱を持ってきた。
『…ちょっとしみるかも』
「………ｯ、」
…意外と、痛いな。
『……貴方のお名前は？』
え、こいつ俺のこと知らんで助けたん…？
「……コネシマ。捏島孝行。生徒会のモンやけど…」
知らんのか、と零す。
『コネシマって言うんだ。私は東雲A。』
「A、か。………よろしく」
A、A、A…。
妙にその名前が心に残った気がする。
『コネシマ、私風呂はいるから。何かあったら呼んでね。』
……こいつ、初対面の男と二人っきりやのに
風呂に入るんか。
別に風呂入るなってことやないけど……
なんというか、無防備やな…
少し鼓動を増す心臓を落ち着けながら
俺は夢の世界へと旅立った。
続く
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ハニカム - のん（ＧＭ組推し）さん» 見て下さって有難う御座います！！！感激で涙しか出ません！！これからも頑張って更新していくので見ていただけると嬉しいです！ (2022年8月2日 11時) (
レス) id: 4452b9e302 (このIDを非表示/違反報告)
のん（ＧＭ組推し） - 神作‼更新頑張ってください (2022年7月23日 19時) (レス) @page5 id: 2d87d65452 (このIDを非表示/違反報告)
ハニカム - SG170923さん» ありがとうございます！頑張りますのでこれからもよろしくおねがいします！ (2022年7月6日 20時) (レス) id: 4452b9e302 (このIDを非表示/違反報告)
SG170923(プロフ) - はい神作品でたーーーーー！（確信）更新ガンバってください！ (2022年7月6日 19時) (レス) @page3 id: f677dc1de6 (このIDを非表示/違反報告)
ハニカム - 詩音さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2022年7月6日 17時) (レス) id: 4452b9e302 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハニカム | 作成日時：2022年6月23日 6時
