12曲目 譚詩曲 ページ12
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━━━━━━感傷的に堕ちる
「 眠い…全然寝れなかった… 」
色々考えてしまった。良い女の子が居るなら私じゃなくて、そっちに匿ってもらえばいいのに。そういうことがしたいなら尚更…、と思ってしまう。なんで私なんだろうか。
朝ごはんが出来ても全く起きる気配がないから、布団に近付いて様子を見るとあんまり子どものように穏やかな表情で眠っているものだから起こす気が無くなってきた。先に自分の分だけ食べて家を出る前にまた声を掛けた。
「 半間、ねえ朝ご飯できたんだけど 」
「 ん、… 」
「 私もう行くからね 」
これじゃ多分起きても記憶ないな、と諦めを付ける。しかし、立ち上がろうとしたところで腕を掴まれた。またあの名前を呼んで。
「 ま、て…っきさ、… 」
「 私はきさきさんじゃないよ 」
私の言葉にぱっと半間の目が開いて初めて私を捉える。半間が腕を掴む手は緩んでいき、だりぃ、とまたいつもの言葉を吐いて、私に背を向けて布団の中に潜ってしまった。
目の前にいるのは私のなのに、なんなのよ。と嫉妬じみたことを考えてしまった。ただよくその人のことを呼ぶから、私を代わりにでも見立ててるんじゃないかと。そんなにその人がいいからその人に会いに行けばいいのに。
「 あ゛ぁ〜〜！！いつまで家にいるつもりなの〜！ 」
ガタン、とチューハイを飲み干したグラスをテーブルに置くと思いのほか強く打ち付けてしまった。はは、と隣で笑いお酒を飲みながら私の頭を彼は撫でた。仕事中に三ツ谷先輩に辛気臭い顔し過ぎ、と笑われて今日飲みに行くぞ、て誘われて私はこう荒れてしまった。
「 居候の話？すぐいなくなるとか言ってなかったか？ 」
「 あぁ、えっと…そうなんですけど、よく誰かの名前言ってるんですよ。好きな人ならそこに行けばいいのに」
「 へぇ、Aはその人のこと好きで泊めてやってんじゃないのか 」
ふいに三ツ谷先輩に“好き”という言葉に私動揺してしまった。断じて半間のことが好きという訳では無い。酔っ払っていたせいか、頭で考えていることをボソボソとそのまま独り言にしてしまっていた。
「 私は中学生の頃から三ツ谷先輩みたいな人がタイプだからアレはないんだよなぁ… 」
「 え？ 」
「 …今口に出てました？ 」
さぁっと酔いが覚めて三ツ谷先輩の顔を恐る恐る伺うと驚いて固まっていた。あぁ、やっぱり私三ツ谷先輩にとって全然そういう風に見られてなかったんだ。
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愛之助(プロフ) - 凛愛さん» 疲れましたわ〜🥹 ありがとうございますわ〜😭またなにか書けたらいいな…😌 (2022年10月13日 23時) (
レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
凛愛(プロフ) - 完結おめでとうございました〜❗️無事死神と踊りました〜❗️一からまた読み直します更新お疲れ様でした🥹 (2022年10月13日 6時) (レス) @page31 id: 1a57349a51 (このIDを非表示/違反報告)
愛之助(プロフ) - ha0824duさん» 初めまして〜🤍それはよかったです😭😭ありがとうございます！完結まで頑張ります〜〜💦💦 (2022年9月5日 2時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
ha0824du(プロフ) - 初めまして！！私の推しor推しなので最高にどっきゅんうっふんしてます(*´◒`*)⭐︎これからも応援してます！♡ (2022年9月3日 22時) (レス) @page23 id: 0233a38cc7 (このIDを非表示/違反報告)
愛之助(プロフ) - 河谷さん» か、…感謝…🤦♀️🤍 今度ドカッと更新するつもり😌✨ 私こそだい゛ずぎい゛い゛ (2021年11月10日 20時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛之助
| 作成日時：2021年10月28日 8時
