How You Dare？【JN】 (ページ9)

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JM「…はぁ…よかった…」

『なんかごめん…』

JM「うんん、全然大丈夫…！
退学とかならなくてよかった…」

と二人で安心していると、

ねぇ、と何人かの女子たちがやってきた。

「ねぇあなた、失礼にも程があると思いません？ソクジン様にあんなこと言うなんて」

「ソクジン様を知らないのにどうしてこの学園に来たのかしら」

「しかも2年から転入って、あなたどこの会社のご令嬢さんなのかしら。
まぁその格好と身なりを見る限り、その辺の庶民と同レベルにしか見えませんけどね」

そーです庶民です私！寄付金なんて到底払えませんよーーー！

『…それはどーも』

それだけ言い残してその女子たちをスルーし、ジミンと一緒に校舎に向かった。

『ねぇねぇジミン、なんでキムソクジン？って人、あんなに崇められてんの？』

はっきり言って良いのは顔だけで、ただの世間知らずの自尊心の高い坊ちゃんにしか見えなかったのだが。

JM「あー、多分それはね…

みんなソクジン先輩の婚約者になりたいからだよ」

『婚約者？』

JM「うん…
韓国一の財閥の跡取りと結婚できれば自分もその会社も安泰でしょ？

それに、婚約者は同じ高校の中から見つけるって言ってるらしいよ、本人が。

知らない人と政略結婚するのは嫌だからせめて自分のことを知ってる人がいいって。」

それであんなに女子は必死なのか。

さっき、"ソクジン様を知らないのにどうしてこの学園に来たのかしら"と言われた意味がよく分かった。

JM「かなりの大企業の令嬢さんとか、今まで何人か有力候補はいたし、付き合ってたんだけどね…

その度に逃げ出すんだってよ、女の子の方が。」

『え？？なんで？』

JM「あぁやってアイドルみたいにして、外からキャーキャーやる分には良いらしいんだけどね…

あの人とずっと一緒にいるとみんな堪忍袋の緒が切れるんだってさ」

『え？www』

うん、確かに分からなくもないね！！笑

僕のこと知らないの？とか言うくらいだから、自分に相当自信あるんだろうし。

君こんなこともできないの？とか悪気もなく真顔で言ってきそうだもん。

あくまで想像の話だけど。

いくらお金のためとはいえども、
プライドをズタズタにされたら、あのお嬢さん方も耐えられないんだろうね。

JM「だから最近、本人の方が諦めかけてるんだってさ…笑」

『どう考えてもそっちの方が得策だろ』

JM「言っちゃダメそれ！」