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A「泣いている暇ないよね…早く元に戻らなきゃ」
私は<私の家らしい>マンションに戻り預金通帳を見た。
これだけあれば十分動けそう。
最低限の荷物を持って玄関のドアを開ける。
A「千陽姉妹…」
ユイ「Aの様子が変で必死だったから、この前言っていた名前の人調べたの」
カナ「全員、30年前にほぼ同じタイミングで引退した伝説の刑事だった」
30年前と言うことは定年間近で辞めたことになる。
Aの親戚か何か?でも一言も聞いたことないけど…と首を傾げられた。
A「信じて貰えなくていい…私の大切な人達だよ」
私が過去から来たなんてそんなおかしい事言えない。
すると姉妹は笑った。
カナ「私が知ってる日苗Aとは少し違うけど、そうやって背負う性格は変わんないのね!」
ユイ「一緒に行くよ」
A「え?!」
ユイ「未解決でモヤモヤ引き摺られても嫌だし」
「このままじゃ警視庁の三姉妹がバカにされちゃうしね」
A「何それ 笑」
時間ないわ!と姉妹に手を引かれて車の助手席に乗せられ、京都へ向かった。
道中、調べてくれた事をひたすら聞いていた。
カナ「それにしても凄いわ…伝説の刑事と知り合いだなんで」
ユイ「イケメンだったって聞いたよ?」
ダンディな彼らしか知らない2人はニヤニヤしていた。
A「確かに顔良かった」
ユイ「だって5人中4人は独身でしょ?なんで結婚しなかったのよ」
A「知らないよ…」
と言いつつも何となく察した。
鈍感な私でも急に行方不明になった好きな人をサッパリ諦めるなんて容易じゃない。
まあ、残り2人は知らないけど。
A「その…降谷さんは亡くなったって聞いたけど本当なの?」
ユイ「極秘情報ね…葬儀は執り行われたっていう記録があるけど、棺桶に本人が居たかどうかは分からない」
カナ「だってそもそも一般人扱い、警察庁警備局のトップの顔はごく一部しか知らない事だったし」
その葬儀を境に彼らは交流が無くなった。
何かがあったに違いない。ユイの言う通りすり替えた可能性だってある。
ユイ「もしかして降谷零も探すつもり?」
A「もちろん」
カナ「まあ、そう言うと思ったけどね!」
あーだこーだ話している間に空は明るくなって3人は京都入りした。
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明里香(プロフ) - 192話、出来したじゃなくて、でかしたです。 (2022年9月23日 12時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
kne.hrknt (ハル)(プロフ) - blossomさん» 読んでくださりありがとうございます!これからも気長に待って頂けると嬉しいです。今後ともよろしくお願い致します^^* (2022年9月12日 7時) (レス) @page33 id: d39f522ad8 (このIDを非表示/違反報告)
blossom(プロフ) - えっ、えっ、えっ(以下略)...!?”帰る”って、え、この状況を知ってたってこと、預言者的な人がいた...!?!? すみません取り乱しました、更新を全力で待機します!!頑張ってください!! (2022年9月11日 21時) (レス) @page33 id: 2157140457 (このIDを非表示/違反報告)
kne.hrknt (ハル)(プロフ) - シンアさん» 数ある小説の中から選んで読んでくださりありがとうございます!!主人公の皆様をこんな未来に飛ばしてしまい…おじいちゃん学校組ですね(苦笑)これからもダラダラ進みますので気長に読んでいただけると嬉しいです^^*これからもよろしくお願いします!! (2022年8月27日 13時) (レス) id: d39f522ad8 (このIDを非表示/違反報告)
シンア(プロフ) - えっえっえっえ・・・気になりすぎて眠れない・・・とっても面白かったです!!陣平くんイケメンすぎてやばいです。60年後って。。ゆ、夢、ですよね?もとに戻りますよね?楽しみに待ってます!これからも頑張ってください!!! (2022年8月27日 2時) (レス) @page23 id: c430354ee1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kne.hrknt(ハル) | 作成日時:2022年8月8日 12時