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私は怪しむキュラソーに口止めとしてノックのリストを見る為の手助けをするよう約束させられた。
A「時間かかるわよ?」
キュラソー「大丈夫よ今回はせっかちなあの人も欲しい情報だから」
「いくらでも待ってあげられるわ、ゼクト」
ライダースーツの彼女は不敵な笑みと共に闇夜に消えた。
私の頭の中はこんがらがっていた。
私だって自由に出入りできる訳じゃないし、情報を渡す行為は私だけじゃなく降谷さん、諸伏さん、赤井さん達を危険に晒してしまう。
A「困ったな」
耳に指してあるはずの無線の声は全く聞こえない。それだけ危ない選択をしていること。
伊達「おう!A!!こんな所で何してるんだ?」
急に声を掛けられて顔を上げると伊達さんと高木さんが私の方に近付いて来た。
A「伊達…さん」
その時だった。
頭を突き刺すような高音がキィィィィン!と頭の中で鳴り響いた。
思わず顔を歪めて姿勢を崩す。
A「っあ゛!!」
今までこんな事なかったのに。同時に胸が締め付けられる。一体何が起こっているの?
微かに開く瞼から駆け寄って来る伊達さん達。
その拍子に伊達さんの黒い手帳が道路に落ちた。
高木「大丈夫ですか!?救急車呼びましょ…ってすごい熱じゃないですか!」
薬を飲んでいるはずなのに、どうして?
落ちた手帳を拾い遅れて私の方に走ってくる伊達さん。
A「……たか、ぎ、、さん!」
もの凄い勢いで迫っくる車を見た。
これだ!これが伊達さんを死なせる…!
高木「Aさん!」
謝る暇なく彼の手を振り払うと伊達さんにタックルした。
耳元の無線は何言ってるか分からない彼らの声が微かに聞こえた。
松田「A!!!」
私は伊達さんを庇って道路に転がった。
痛みは幸い感じない。
薄ら閉じる視界の先で隠れていた彼らが駆け寄るのが見えた。
……。
………。
…。
…………。
……。
後から聞いた話。
彼らは久しぶりに大喧嘩をしたらしい。
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明里香(プロフ) - 192話、出来したじゃなくて、でかしたです。 (2022年9月23日 12時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
kne.hrknt (ハル)(プロフ) - blossomさん» 読んでくださりありがとうございます!これからも気長に待って頂けると嬉しいです。今後ともよろしくお願い致します^^* (2022年9月12日 7時) (レス) @page33 id: d39f522ad8 (このIDを非表示/違反報告)
blossom(プロフ) - えっ、えっ、えっ(以下略)...!?”帰る”って、え、この状況を知ってたってこと、預言者的な人がいた...!?!? すみません取り乱しました、更新を全力で待機します!!頑張ってください!! (2022年9月11日 21時) (レス) @page33 id: 2157140457 (このIDを非表示/違反報告)
kne.hrknt (ハル)(プロフ) - シンアさん» 数ある小説の中から選んで読んでくださりありがとうございます!!主人公の皆様をこんな未来に飛ばしてしまい…おじいちゃん学校組ですね(苦笑)これからもダラダラ進みますので気長に読んでいただけると嬉しいです^^*これからもよろしくお願いします!! (2022年8月27日 13時) (レス) id: d39f522ad8 (このIDを非表示/違反報告)
シンア(プロフ) - えっえっえっえ・・・気になりすぎて眠れない・・・とっても面白かったです!!陣平くんイケメンすぎてやばいです。60年後って。。ゆ、夢、ですよね?もとに戻りますよね?楽しみに待ってます!これからも頑張ってください!!! (2022年8月27日 2時) (レス) @page23 id: c430354ee1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kne.hrknt(ハル) | 作成日時:2022年8月8日 12時