FT×イナイレ大天使の巫女への道のり、そして・・・ (ページ21)

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第151話過去編ページ21

その日の夜・・・

パチパチパチ

『・・・火の音？』

外に出ると村が火の海となっていた

『えっ・・・』

「逃げろー！！」

「闇ギルドが襲ってきたぞー！！」

「A様を隠せ！！」

ドタバタと走り回る人ひど

？「A様、ここに居られましたか！！」

『エド！！』

エド「早くこちらへ！！」

エドに手を引かれてきたのは、祭壇の前だった

母「エド、Aを連れてきたのね！！」

父「助かったよ！！」

エド「いえ、零治さんがさもおられたのですね！」

影山「急な事だったからな。」

キルカ「大変だ父さん、母さん！！」

シンナ「大天使の血の情報が漏れていたみたい！」

母「なんですって！！」

父「零治はAと祭壇の中に隠れていてくれ！」

影山「何故だ！」

父「奴らの狙いはAだ！だからAを頼む！」

影山「・・・わかった。A奥に行こう。」

『うん？』

影山に抱き抱えられる

私は影山と一緒に祭壇の奥に向かった

ー祭壇・奥の間ー

『ねえ、叔父さん。母様は？父様は？兄様は？
姉様は？』

影山「・・・お前を守る為に外にいるよ。」

『どうして？』

私の頭を撫でてくる

影山「まだお前が知るには早い・・・」

叔父さんの顔はとても悲しそうだった

ドガン！！

『えっ！？』

影山「A大丈夫だ。捕まっていろ。」

私は叔父さんの服を掴む

私の手は震えていた

「俺達は、死の踊り手だ！！」

「ゼレフの為に大天使の巫女を渡たせ！！」

『叔父さん！！』

影山「大丈夫だ。」

泣きじゃくる私を叔父さんはなだめる

「きゃァァァ！！」

「うわあああ！！」

「おい！祭壇の奥に行くぞ！！」

『えっ！？』

影山「A、隠れるぞ。」

叔父さんは私を連れて祭壇の隠し部屋に入る

影山「ここなら見つかる可能性も低い。」

『ひっく・・・ひっく・・・』

影山「大丈夫だ。」

キルカ「ここにいたか！！全魔の激昂！！」

「「グワアア！！」」

キルカ「叔父さん！A！大丈夫か！？」

影山「キルカ、助かった。」

『兄様！！』

キルカ「A・・・よかった・・・」

するとゆっくりと床に倒れる

影山「キルカ！？」

キルカ「あ、やべぇ・・・俺・・・死ぬ・・・」

影山「しっかりしろキルカ！！」

キルカ「叔父さん・・・Aのこと頼みますわ。」

兄様はそのまま目を閉じ、二度と目を開けなかった