恨みを持つ者3 ページ6
屋敷の地下室にて
福山は地下室で小野と話をしていた
小)で、なんでお嬢をさらったの?
福)……俺の親、あいつの親に殺されたんだよ。
福山は憎しみを持った声で話し始めた
福)俺の家族は貧乏で、稼ぎもあまり無かった
し、家族3人暮らしていくのが精一杯だっ
た。そんなある日近くの店で数百万円分の
盗みがあった。あいつの親は俺たち家族が
貧乏だから、盗んだに違いないって決めつ
けて両親を捕らえ、地下牢で殺した。
両親は何もしてないし、ただの決めつけで
殺された。それが憎くて憎くて仕方なかっ
た。だからあいつを殺そうとした。
福山が話していると、Aが階段からおりてきて福山に話した。
A)やっぱりね。そんなだとは思ってた。
小)お嬢っ…聞いてたんですか…?
A)まぁなんとなくは。そういう理由で恨む
やつは沢山いるし、なんか慣れた。
するとAは少し考え、何かひらめいたのか福山に笑顔で話した
A)あっそうだ。私達の仲間にならない?
福)は?なんでわざわざ恨んでるやつの仲間に
ならなくちゃいけないんだよ。
福山は怪訝な顔をしたが、Aそれを気にせず続けて話した
A)私の仲間になれば、殺すチャンス増える
と思うよ?まぁでも、私の執事さんに勝て
ればの話だけどねっ
福)っ…あぁもうわかった。こいつらに勝てるわ
けねぇよ。仲間になる。
小)ほんと?よろしくね!!
それを静かに見ていた神谷は、心配そうにAに話した
神)いいんですか?ホントに殺されたらシャレ
にならないですよ。
A)だいじょーぶ。私には完璧な執事さんが
いるでしょ?
Aは神谷に向かって笑顔でウィンクをした
神)はぁ…わかりました。ほどほどにしてくださ
いよ。
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作者名:weihana | 作成日時:2019年12月9日 21時