I think that intersects . ページ18
『 ... なんで ? もうあたしのこと嫌いになった ? 』
広臣「 なわけね ー だろ っ ! 結局お前ここに置いてったこと後悔して俺に様子見に来させてんだから 」
ぐしゃっと頭を撫でられぐわんぐわんと揺れる頭で暫し考える
『 ... 昨日のお兄 、変だった 。すごく 、苦しそうだった 』
広臣「 ... まぁ 、忘れろそれは 。多分そろそろいてもたってもらんなくなってこっちに来るだろ ... 」
剛典「 臣さん ? 様子見に行ってとは言いましたが 、抱きしめてとは言ってないっすよ ? 」
『 っ お 、にい !!! 』
いつの間にか広臣の背後に立っていた兄の姿を視界に捉えるや否や 、広臣の腕をするりと抜け 、剛典に駆け寄っていった
剛典「 A 、昨日は ... ごめん 。それに 、一人にしてごめん 。もう一人にしないから 」
『 ... っ 、う 、ぅん ... っ !! 寂しかった .... 』
遠巻きに二人の様子を見る広臣は小さく呟く
広臣「 ... 、結局 、俺じゃ敵わないってことです 、ね 」
Aが抱きついてきた腕を見つめ 、ふぅと短く吐息をもらす
広臣「 お前ら結局仲良すぎじゃんか 、もう巻き込むなよ 」
『 臣さん 、巻き込んですみません ... 』
剛典「 すみません .... 。でもAを抱きしめた罪は重いですよ 」
広臣「 .... Aから抱きついてきたんだよな ? 」
剛典「 は ?! 」
少し面白くなかった広臣はそう妖しく笑って二人に背を向ける
広臣「 じゃ 、俺帰る 。もう喧嘩するなよ 〜 」
剛典「 ちょ 、臣さ ... 」
尚も言葉を続けようとする剛典を遮るように玄関のドアを閉めた
広臣「 .... これはシスコンにもなるわ 」
誰にも届くことない言葉はようやく朝日が見え始めた空に消えていった
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ウタコ - 続きが気になります! (2019年12月28日 8時) (レス) id: 9888c4a593 (このIDを非表示/違反報告)
マリリン(プロフ) - 早く 次回気になります! (2018年6月19日 19時) (レス) id: 9546fbe489 (このIDを非表示/違反報告)
Natsumi(プロフ) - 桃月 緋莉さん» はい!もう少し臣くんとの絡みあってもいいかなって思います!(笑)そうなんですね!ありがとうございます! (2017年8月24日 23時) (レス) id: 74cfa4bee8 (このIDを非表示/違反報告)
桃月 緋莉(プロフ) - Natsumiさん» ご希望に添えられましたでしょうか…!! コメント頂いて急遽臣くん出そう!!ってなりました( 笑 ) 片寄くんもいつか出します(*´∀`*)! (2017年8月20日 1時) (レス) id: 2a5b546ec4 (このIDを非表示/違反報告)
Natsumi(プロフ) - 桃月 緋莉さん» 私も、お返事くださって希望通りの臣くん出していただいて嬉しいです!ありがとうございます! (2017年8月19日 22時) (レス) id: b707e10c47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桃月 緋莉*~акаяi | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/030303/
作成日時:2017年2月28日 22時