刀剣乱舞-黒本丸救済-

救済26 ページ27

着替えてから刀剣男士達の元へ向かうとそこには大きな箱が4つ置かれていた

その箱の前には管狐のこんのすけの姿もある

｢これは、審神者様。よもやこの本丸でここまで長く生きていた者は先代を覗いて初めてでございます！｣

そう言ってこんのすけは頭を下げる。

何人か政府の者を秘密裏に送ったが皆行方不明になったと聞いたが…。

刀剣男士に消されていたのか…審神者に消されたのか…

今となっては分からない

｢これはお願いしていたもので間違いありませんか？｣

そう問いかけると元気よく返事を返して

｢また必要なものがあればご連絡下さい！｣

と言ってポフンと小さな煙を残して消えた。

早速箱を開けて食材を取り出す。

すると、乱藤四郎が手伝いを申し立て共に厨に向かう。

寝ずの番をしていた明石国行はもう少ししたら起きてくるだろう。

山姥切国広は別の箱の中身を確認すると

｢テーブルがあるな。俺は食器などを準備する｣

と言って立ち上がる。

てーぶる？と首を傾げるとお供の狐が足元で声を上げる。

｢主殿が役人とお話した際に部屋に置いてあった木の板等を組み合わせたものでございます！｣

と教えてくれた。

なるほど。あれがてーぶるか

と納得して米をとぐ。

｢私がいた時代には無かったものが沢山ありますね｣

そう言うと乱藤四郎がにっこりと笑って

｢この時代には洋装も沢山種類があるんだよ！今度主さんも一緒に見に行こうね！｣

と約束をした

2人で分担したおかげで効率よく昼餉は完成した。

お皿を並べるのを頼んでから明石国行を起こしに行く。

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