story54 ページ10
───────────────
本村｢ﾌｯ､そんなことで？そこに関しては貴方らしく無いですね｡
もっと自分に自信がある人だったと思ってたのに､心外ですよ｡ガッカリです｡｣
俺はそう言われて当然のことをしたのはわかってる…
『……』
本村｢でも､
親近感は湧きますね｡｣
え？
親近感…？
『え…?』
本村｢僕は今までAくんのことを何知らなかったようです｡あの頃からずっと貴方のことはただの"天才"としか思っていなかった｡
見直しましたよ｡｣
宏樹は俺のことそんなふうに思っていたのか…
湊たちが言った通り､やっぱり気を使わせてばかりだったんだな…
今の俺には謝ることしか出来ない｡
『………本当に悪かった………』
本村｢謝らないでくださいよ｡｣
『部長として足らない部分ばかりだったのはわかってる､仕事も任せっきりなところもあった｡
お前に気を遣わせすぎていた｡そんな中俺は逃げ出したんだ…』
本村｢はぁ…貴方､そんなネガティブな人でしたっけ？僕達の前から消えた途端､人格が変わってしまったようですね？まぁ､そんな貴方もいいとは思いますが､僕はあの頃のAくんが好きなんですけど？｣
『そっか､そうだよな｡
何かを忘れてた…』
本村｢そうですよ､
僕達､こんなしっかりと向き合ったのは初めてですね？｣
『そうだな｡』
そうだ､今まで向き合っていこうとしていなかった｡
本村｢Aくんにこんな言ったのは初めてで､緊張しましたよ｡貴方は言葉が達者ですから｡｣
『お前の方が達者だと思うぞー？先生にもしっかり意見してたし､俺は今言われてて怖かった｡』
本村｢僕も変わったということですよ｡｣
？？｢兄ちゃー…あ､｣
『湊…』
湊｢すいません…｣
本村｢大丈夫ですよ､もういい時間ですし行ってください｡
では､また明日の団体戦で｡
鳴宮湊くん､貴方の弓に期待していますよ？｣
──────────────────────
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 278人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サラ(プロフ) - 続き楽しみです！！ (2022年7月29日 17時) (
レス) id: 0407d7412e (このIDを非表示/違反報告)
空 - ツルネの作品の中で貴方様の作品が一番好きかもしれませんwこれからも更新頑張って下さい！ (2018年12月26日 13時) (レス) id: 8fe2495ae6 (このIDを非表示/違反報告)
たしゅん(プロフ) - 夕霧さん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけて良かったです!こう言ったコメントが凄い励みになるので､本当に有難いです…!これからもよろしくお願いします！ (2018年12月18日 0時) (レス) id: 45dc1358c7 (このIDを非表示/違反報告)
夕霧 - 続編おめでとうございます！！何回も読ませて貰っています！ (2018年12月18日 0時) (レス) id: 8fe2495ae6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：たしゅん | 作者ホームページ：http://tasyun_tony
作成日時：2018年12月17日 15時
