遊郭から連れ出された赤子は深い愛情を知る (ページ30)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:29,323 hit

其ノ弐拾玖ページ30

A「・・・・・・汗」

猪「猪突猛進！！

猪突猛進！！」

A「それって猪の座右の銘なの・・・？」

猪「饅頭のなんだ？？」

A「何もない・・・汗」

どのくらい走っただろう

ぐるぐる回ってると先の方が明るくなり外に出た

猪「猪突猛進！

猪突猛進！！」

善逸「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁっ！！！！

またでた～！！！！

化け猪～！！！！」

善逸は猪に驚き正一に抱きついた

A「くっ・・くらくらする・・・汗」

猪「ふっはっはっはっはっ！！

鬼の気配がするぞ！」

善逸「Aちゃん！

なんで化け猪と一緒に・・

っ！！

あいつ！！

今声聞いて分かった！！

五人目の合格者！

最終選別の時に誰よりも早く入山して
誰よりも早く下山した奴だ！！

せっかち野郎っ！！」

猪「はははっ・・・。

見つけたぞ！！」

猪は炭治郎が背中に背負っていた木箱を見ると刀を構え走り出した

善逸「やめろ～！！！！」

善逸は木箱の前に飛び出した

A「善逸危ないっ！！」

Aが叫ぶと猪は善逸の前で止まった

猪「なんだてめぇは…

そこを退け！！」

善逸「俺は我妻善逸…！！

お前と同じ…鬼殺隊だ！！」

猪「あぁ？？

鬼殺隊？

なら分かるだろうが！！

それは始末しなくちゃなんねぇんだ！！

早くそこをどけ！」

善逸「どかないっ！！」

A「善逸っ」

善逸「これは…炭治郎が…」

猪「ごちゃごちゃうるせぇ！！

ならお前も箱もまとめて始末してやるっ！！

さっさとどけ！！」

猪は刀を振りかざす

善逸「っ！！！！」

猪「っ！！！！」

Aは刀を抜き猪の刀をさやで防いだ

A「善逸！！

早く箱を渡して！！」

猪「てめぇ…！！」

善逸「だめだ！！

この箱には…。

この箱には手出しはさせないっ！！

炭治郎の大事なものなんだ！！」

猪「おいおいおい！

何言ってんだ！

その中には鬼がいるぞ！

わからねぇのか？！」

善逸「そんなことは最初からわかってる！！」