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其ノ拾漆 ページ17

男の子「兄ちゃんの血の跡を辿ったんだ
怪我したから」


A(怪我…?)


炭治郎「大丈夫だ!
俺達が悪い奴を倒して兄ちゃんを助ける!」


女の子「ほんと?

ほんとに?」


炭治郎「うんっ

きっと!」


善逸「Aちゃん
炭治郎」


A・炭治郎「ん???」


善逸「この音なんなんだ…?

気持ち悪い音
ずっと聞こえる

鼓か?
これ…」


炭治郎「音?

音なんて…」


その時家の中から「トン」っと鼓の音がした


A「っ!!!!

鼓…

鼓の音!!」


次第にその音は何度も音を鳴らし速度をあげた


A「っ!!!!」


善逸「っ!!!!」


炭治郎「っ!!!!」


男の子・女の子「っ!!!!」


その瞬間2階の窓から血まみれの男の人が投げ飛ばされるように出てきた


A「っ!!!!」

善逸「っ!!!!」

炭治郎「っ!!!!」


男の人は「ドシャッ」と音を立て地面に叩きつけられた


女の子「きゃああああっ!!!!」


A「見ちゃダメ!!」


Aは男の子と女の子に抱きつくと炭治郎は男の人に駆け寄った


善逸「あぁっ…あっ…」


炭治郎「大丈夫ですか!!?

しっかり!!」


炭治郎(傷が…深い!!

これは!!)


男の人「でれ…せ…っかく
でら…れ…たの…に
外…に…でら…れた…のに…
し…ぬ…のか…

おれ…しぬ…のか」


A「っ!!!!」


炭治郎「っ!!!!」


炭治郎(あぁ…死んでしまった。

痛かっただろう。
苦しかったろう。)


善逸「炭治郎…

もしかしてその人…
この子達の…」


善逸がそう言うとまた鼓の音が鳴り始め家が揺れた


A「なっ…なに…?」


女の子「こわいよっ…泣」


男の子「っ!!!!」


A「大丈夫っ。

大丈夫よっ!」


善逸「うぅっ…うぅ〜

Aちゃん!
俺も抱きしめて〜泣」


善逸はAのお腹に手を回し引っ付いてきた


A「なっ何言ってるのよ!!

痛いから離れてっ」


Aは善逸の顔を押し引き離そうとする


炭治郎(助けられなかった…

俺達がもう少し早く来てれば

助けられたかもしれないのに…)


炭治郎「ねぇ
この人は君たちの…」


男の子「…兄ちゃんじゃない。

兄ちゃんは柿色の着物を着てる…」


炭治郎(っ!!

そうか…
何人も捕まっていたんだ!

戻ってきたら必ず埋葬します

すみません)


炭治郎はゆっくり男の子を寝かせると手を合わせた

其ノ拾捌→←其ノ拾陸



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(プロフ) - 更新頑張ってください!^_^ (2021年9月25日 14時) (レス) @page42 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
レイン様 No.22194@リア充撲滅しろ(プロフ) - 更新頑張ってください! とっても面白いです! (2020年9月5日 12時) (レス) id: 4db45bcbc3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蓮華姫 | 作成日時:2020年2月20日 5時

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