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最終試験は勝ち抜き方式のトーナメント制、この試験を落とすのは、たった1人。
私の最初の相手はまだまだ先だった。
最初に行われた試合はハンゾーvsゴンくん…
一般的に見たら見るに耐えない試合だったかもしれないが、慣れてしまってる私の感覚は麻痺してるのだろう。
結果はハンゾーが参ったと言ったのでゴンの勝ち。
その後のクラピカvsヒソカはすぐに終わり、勝ったのはクラピカだった。
「あんた何言ったの、あの人に」
「うーん、秘密」
いつものニヤニヤ顔で言われたので聞くのを諦める。
ポックルvsハンゾーはハンゾーが勝ち、ボドロvsヒソカはヒソカが勝ち、ポックルvsキルアはキルア棄権のためポックルの勝ち。
ボドロの怪我が酷いため、先にキルアvsギタラクルの試合が行われた。
戦闘体制に入るキルアくんに対して、イルミは動かなかった。
「キル」
その一言に動きを止めるキルアくん。
キル？イルミとキルアくんは知り合い…？
私も内心びっくりする。
「気が付かなかったようだね」
そう言いながら1本1本針を抜いていくと、ギタラクルの顔が変形して、イルミの顔に戻った。
そのイルミの姿にキルアくんは「兄貴」と言った。
「は？」
理解できず、思わず口が滑る。
周りも驚いてる中、イルミは無表情のまま「やっ」と挨拶をする。
そして、言葉を続ける。
「母さんとミルキを刺したんだって？」
「まぁね…」
キキョウさんが？具合とか大丈夫かな… お世話になったから流石に気になる… なんて呑気に考えてると、近くのレオリオがびっくりした様子だった。
「母さん泣いてたよ」
イルミの言葉にレオリオが口を出す。
「そりゃそうだろうな、息子にそんな酷い目にあわされちゃ。やっぱとんでもないガキだぜ」
キキョウさんも人間だったか。
「感激してた。あの子が立派に成長してて嬉しいってさ」
あ、そうだよね。
イルミの言葉に納得した私と違ってレオリオはまたもやリアクションしてた。
疲れないのだろうか…
「でも外に出すのはまだ心配だからそれとなく様子を見てくるように頼まれたんだけど… 奇遇だね。まさかキルがハンターになりたいと思っていたなんてね」
その言葉に何かが引っかかる。
何か特別な事があった訳ではないけど…
雲行きが怪しくなる、そう肌が感じ取ったのだ。
「別になりたかったわけじゃないよ」
「そうか、安心したよそれなら心置き無く忠告できる、キルアお前はハンターに向かないよ」
ほら、やっぱり
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ねこ娘(プロフ) - あの無感情のイルミをそこまでキャラも崩さずに描けるの尊敬します、、、主人公もイルミも感情がないはずなのにちゃっかり恋しちゃってる？感じがなんとも、、、ついに旅団と関わっちゃうのかぁ！！続きがとても気になります。更新頑張ってください！！ (2020年3月20日 21時) (
レス) id: d91513b7f5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱすてらんど(プロフ) - あぁぁぁ胸きゅんする！！！ (2020年2月9日 18時) (レス) id: b348ed70ca (このIDを非表示/違反報告)
花ノ絵(プロフ) - ワイワイタヤコンさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2020年1月18日 11時) (レス) id: dcfd5de193 (このIDを非表示/違反報告)
花ノ絵(プロフ) - ありとあらゆる病原菌の自然宿主である黒猫さん» そう言ってもらえると嬉しいです！ (2020年1月18日 11時) (レス) id: dcfd5de193 (このIDを非表示/違反報告)
ワイワイタヤコン - 好きすぎて、読み返してる。 (2020年1月16日 1時) (レス) id: c66835a7d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花ノ絵 | 作成日時：2019年11月28日 23時
