【H×H】王子様なんて居なかった【イルミ】

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試験開始から3日。
私のターゲットはアモリ3兄弟の1人らしく、ずっと跡を付けてるのだが…

「あいつのターゲットはキルアくんか、可哀想」

なぜ直ぐにやらなかったかと言うと… 特に意味はない。
けど、すぐ終わってしまうのもつまらないので泳がせることにした。

遠目に見てると戦闘が始まり、後から来た兄弟2人も加わるが、キルアくんの圧勝。
自分のターゲットのプレートを手に入れると残りの2つ、197番と198番は森の中へと投げられた。

「こんなことになるんだったら先に獲っちゃえばよかった」

溜息をつきながら、飛ばされてるプレートを追う、そう難しくないが面倒は面倒。

「これで6点と… 鏡回収して非難するか」

まだ私を狙ってる人が誰なのかわからないし。

そういうことで、島に入った時に設置した鏡を1つ1つ回収する。

「これで最後、と」

どこか人気のない場所を探し1つの鏡を出す。

「ここなら見つからないか。」

そう私は鏡に入り、期日までそこに過ごすことにした。

やがて四次試験の最終日が来て、みんな出発地だった場所に集まりプレートの確認をしてもらう。

「以上10名が合格者でーす！」

またもやギリギリで着いたのがゴンくん、クラピカ、レオリオ。
それを確認し終わった試験官がそういった後に私達は飛行船に案内された。

どうやら次が最終試験らしい。

「これより、それぞれに会長と面談そしていただきます。番号を呼ばれた方から応接室へお越しください。」

飛行船に乗ってしばらくして、そのアナウンスが流れた。

「面談…ねぇ」

何を聞かれるのだろう…

ヒソカがトップバッターで次々と受験者が呼ばれる中、私は最後だった。

「失礼します」

一声かけて部屋に入るとネテロ会長が座っていた。

「まぁまぁ、座りなさい」

促されそのまま真向かいに腰かける。

「早速じゃが、お主がハンターになりたい理由はなんじゃ」

「仕事でライセンスが必要だからです」

「ほぉ、それじゃ、一番注目してる選手はいるかのぉ？」

「…301番、99番…301番は個人的に…99番はこれから伸びるだろう」

「では、今一番戦いたくないのは誰じゃ」

「44番と… 301番… 命はまだ惜しいので」

「そうか、では下がって良いぞ」

簡単な質問に淡白に答えるとあっさり終わってしまい部屋を出る。

そしていよいよ、最終試験が幕を上げる。

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