プロローグ2 ページ2
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容姿端麗
運動神経抜群
聡明で何事も簡単にこなしてしまう。
施設の中でも一際目立っていて、こんなところにいなければ人生成功してそうな人だ。
そんな彼と同室になった時は少しだけ緊張した。
｢同じ施設なのに話すのは初めましてだね、七種くん｣
｢あ、うん。でもアンタ目立つから知ってる｣
｢え！ほんとに！俺も実は七種くんのこと知ってた｣
なんで嬉しそうに笑うんだろうと思った。
友達作りするわけでもないし、ここは死と隣り合わせなのになんで余裕そうなんだろうって。
俺とは正反対のクリーム色をした髪と、俺と同じ色をした瞳。
柔らかい表情は、ここには似合わない。
｢ここの部屋2人だけだから好きにしていいよ。キツい訓練頑張ったら美味しいものも作ってあげる｣
散々甘やかされた。
俺の中では、なくてはならない存在になっていた。
…だから、いけなかった。
｢おいまじかよ、Aが？｣
｢らしいぜ。うわぁ、なんか勿体ねぇな｣
教官殿と訓練後の荷物を片付けていた時だった。
一昨日の夜から戦場へ出向いていた人物の名前が聞こえた。
大丈夫だよ。
だってアイツ、前線じゃないって言ってたし、
｢前線で死んだらしい｣
ガツーン、と鈍器で殴られたような衝撃だった。
頭が真っ白になって、持っていた荷物なんてなかったように身体がふわふわする。
教官殿が俺を呼ぶ声も次第に遠くなっていく。
ありえないんだ、Aが死ぬなんて。
＿＿ありえない。綺麗なクリーム色の髪が俺みたいな赤に染まるなんて。
だから目の前のコレはAじゃない。
俺の髪を結んでくれて、スイーツを作ってくれて、名前を呼んでくれるAじゃない。
その夜も、次の日も、俺が施設を出るまでも、
2人部屋にAが帰ってくることはなかった。
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はなちゃ(プロフ) - サンゴさん» コメント、応援ありがとうございます！！すごくすごく嬉しいです！！🥰仕事忙しかったり書いてもなんか違うなって消してばかりで更新遅くてごめんなさい、、！頑張りますほんとにありがとうございます❤️ (2023年1月27日 19時) (
レス) @page25 id: 2736857ed6 (このIDを非表示/違反報告)
サンゴ - はじめまして！この作品が大好き過ぎてコメントしてしまいました！！ずっと応援してます！！茨とイチャイチャさせていただいて本当にありがとうございます！！！！！(早口)頑張ってください！！！ (2023年1月23日 23時) (レス) @page25 id: e71bbd766c (このIDを非表示/違反報告)
yu- - いえ、我儘言ってすみません。とてもおもしろかったです😊 (2022年11月20日 10時) (レス) id: f02eee6231 (このIDを非表示/違反報告)
はなちゃ(プロフ) - yu-さん» コメントありがとうございます☺️最低評価をいただいたのでモチベがなくなってしまいまして…申し訳ありません🙇🏻♀️ (2022年11月19日 11時) (レス) id: 2736857ed6 (このIDを非表示/違反報告)
yu- - え、続きすごく気になるんですけど ... (2022年11月19日 11時) (レス) @page14 id: f02eee6231 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなちゃ | 作成日時：2022年11月2日 14時
