33.華がない私と華がある人の話 ページ35
任務報告のため、上官の部屋を訪れる
『失礼します。藤村A、ただいま戻りました』
挨拶と名前を言うと声がかかり部屋へと入る
『磯川七席、任務通り 流魂街56地区を騒がせる虚を討伐してまいりました』
正座し、両手をこぶしを作り左右の畳に置くと軽く頭を下げる
「うむ ご苦労だった」
私の頭の上から声が降ってくれば顔を上げる
「情報はお前の地獄蝶から一通り聞いた
大変だったようだな。帰還出来て幸いだ」
『はい、ありがとうございます』
「本日は休んで良し」
磯川七席はそれだけいうと再び机にある書類に向き合った
私は邪魔をしないようにそっと出ていく
十番隊で唯一の女性席官、磯川七席
磯川七席といえばまさにデキる女
十番隊士みんなの憧れだよなぁ・・・
そんな人に心配してもらえるなんてありがたい
今日は斬魄刀は始解出来たし、藍染隊長から可愛い金平糖も貰えたし
おまけに磯川七席からも帰還を喜んでもらえた
『あぁー、なんて今日はいい日なんだろう』
ふふふと思わずまたニヤけてしまった
34.華がない私と穏やかな太陽→←32.5 華なんて俺にはない
64人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白銀水龍(プロフ) - 更新履歴がありません! (2019年4月12日 6時) (レス) id: e63f949200 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ