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JK「ごめん。俺、この前の小テストの追試くらって…遅くなるけど、……一緒に帰りたいから待ってて欲しい、、。」



ジョングクが恐る恐るそう告げて20分ほどが経った

待っている間、部活サボり組と戯れる


「A、付き合ってどれくらい経った?」

『3か月ちょい』

「ジョングクがAを溺愛しすぎてるよね」

「ずっと1組にいるじゃん。常にAにくっついてるみたいな」

「正直こんなことになると思ってなかったけど二人で幸せになってもらって良いからね」

『なに言ってんの笑』







話題はずっと私とジョングクのことばかりでそれなりに暇を潰していたが

ちらほら追試を終えた生徒が出てきて、


「あ、終わった?じゃ、Aまたね」

「進展あったらまた教えて」


みんな追試を終えた人たちと帰ってしまったので一人になる




ていうか遅いな……どうせ何個も追試ためてたんでしょ

心のうちで思いながらグラウンドを眺めた先に今日も元気そうな陸上部

わーすごいすごい。はやぁい














「なんなの、あれ。」

「ほんとウザい」


隣のクラスから聞こえてくる女子の談笑……ではなさそうな話し声

2組は少々治安が悪いという噂を耳にするからまた誰かの陰口か


「チェ・A、あいつ、なんなの」


おっと、優雅に陸上部を眺めている場合ではないようだ。

さささっと2組の教室のドアの前に行き、しっかり聞き耳を立てる。


「チェAがグクと付き合わなかったら次絶対私だったのに。」


あージョングクに抱かれるの待ってた系女子か

まぁ、あんだけルックス最強だったら抱かれたいと思う女子も多いよね


「罰ゲームなのになんで普通に付き合ってるわけ?」

「グクに遊ばれてること気づいてないんじゃない?笑」

「本気で付き合えてるとか勘違いしてそうなのうける」

「クソビッチのくせに」






なんやこの典型的な性格悪い二軍。
一発入れたろか?あぁ?

いつもの私ならそうなるだろうが


“罰ゲーム”、“遊ばれてる”、“勘違い”、“クソビッチ”


すべてが図星で一つ一つがグサグサと突き刺さる




遊ばれてるかもってそれはずっと思ってたけどあんな風に接してくるから勘違いするのは仕方、ない……

本気にされてないことは最初から決まってたけど馬鹿な私はジョングクの言動に一喜一憂してしまう









1歩、2歩と後退りした時



















JK「A、」


大好きな声と共に
後ろからふわりと抱きしめられた。

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作者名:ひま | 作成日時:2022年5月16日 21時

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