8話 ページ10
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P.M.13:50
きょろきょろ、と挙動不審になりながら辺りを見回す。
( 同じくらいの身長で … 髪は茶色だったっけ ……？ )
微かに覚えている記憶を頼りにしながら、それに当てはまる人を探す。
( あ、やばい …… 怖くなってきた )
手が少し震えて思わず俯く。
( 花音が準備してくれたんだから…頑張らなきゃ… )
そう思い直し 、深呼吸をつく。
それと同時に 、ぽんぽんと肩を叩かれた。
『 えっ 、 …… あ、浦田わたるさん、ですか？ 』
浦田 「 そうです、僕が浦田わたるです。
ご指名ありがとうございます！
2時間という短い時間ですが楽しく過ごしましょうね！ 」
そう言ってにこ、と微笑んだ浦田さんは写真で見たより顔が整っていて思わず見とれてしまった。
あまりにぼーっとしていたからか 、
「 あのー …？ 」と声を掛けられ我に返る。
『 あ、えっと AAです、
よろしくお願いします！
あんまり人と話すの得意じゃなくて … 』
浦田 「 Aさんですね！
そんな緊張しなくて大丈夫ですよ、ゆっくり慣れていきますから！ 」
私が不安そうにしていてもその不安をすぐ拭ってくれる様子に少しだけ安堵する。
浦田「 そうだ！
緊張感なくす為に敬語外しません？
堅苦しいのあまり好きじゃないですし！ 」
その提案にぶんぶんと首を横に振る。
『 そ、そんなの申し訳ないです！年上だし…… 失礼というか 、
あ、でも浦田さんは敬語なしで大丈夫です！』
私が全力で否定すると浦田さんは ふは、と笑みを零した。
浦田 「 そんな全力で否定しなくてもいいんですよー？
じゃあ俺は敬語なしでいくね？ Aも慣れたら敬語外していってね！
…… あ、ここでずっと立ち話も変だし、カフェでも行こっか！ 」
( …… え 、え？ )
タメで話してもらったのは全然構わない。
でも異性に名前呼びされて、ぎゅって手を握られて。
彼氏いない歴 ＝ 年齢 の私には初めてのことが多すぎて頭がパンクしそうです。
ぐい、と引っ張られていく中で私は考えた。
私はあと2時間耐えられるだろうか 、と 。
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やっと出せましたー！！
前置き(？)が長かったですね … すみません …
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るる瀬 . - タシア松さん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえてめちゃくちゃ嬉しいので更新頑張ります！ (2020年2月10日 20時) (
レス) id: 424933f756 (このIDを非表示/違反報告)
タシア松(プロフ) - 初コメ失礼します。めっちゃ面白いです！！ あぁぁ、うらたさんのキャラ好き！かっこいい! 更新待ってます(^^) (2020年2月8日 11時) (レス) id: 73485a3048 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るる瀬 . | 作成日時：2020年1月18日 12時
