12話 ページ14
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それから、趣味が合うということもあり話が思いのほか盛り上がり 、気付けば数十分が経っていた 。
「 それでさ 、その時 …… 」
彼が笑顔で話を続けようとした時 。
ｼﾞﾘﾘﾘ 、ｼﾞﾘﾘﾘ ……
終了を告げる音が鳴った 。
『 ……… あ 、そういえば 、時間 … 忘れてました 』
「 もう2時間経ったんだ、気付かなかった … 」
浦田さんがゆっくりと席を立ち上がる 。
「 ほんとはもうちょっと話したいけど …
これから用事あるから 、… ごめんね 」
私があまりにもしゅん、としていたからか 子どもをあやす様な声で話しかけてくれる。
『 あ、大丈夫です！
今日はありがとうございました 、』
同じように席を立ち 、ぺこりと礼をする。
「 じゃあ 、… お店 、出よっか 」
そういって歩き出す浦田さんに慌てて着いていった。
会計で私が払おうとしたら 「 俺が払うからいいよ 」 と 2人分支払いを済ませてくれた浦田さんは絶対モテるんだろうな 、って思った。
『 本当にありがとうございました 、！
楽しかったです ！』
お店を出てもう一度 、お辞儀をする。
「 Aは礼儀正しい子だね 、そんな礼しなくてもいいんだよ？
俺も楽しかった 、またのご指名 、お待ちしてます！ 」
笑顔でそう告げる浦田さんはすごくキラキラして見えた 。
「 じゃあ …… またね 」
私の方をじっと見つめてからゆっくりと踵を返し 、歩きだそうとする浦田さん 。
『 あ 、あの 、！！
…… 私と 、お友達になってくれませんか 、』
思い切ってそう言うと 、改めて私の方を見て
「 俺はもう友達だと思ってたんだけど？
Aは俺の大事な友達！」
そう言われたと同時に、また頭を撫でられる。
『 あ、ありがとう 、ございます …… 』
「 ん 、じゃあまた 、連絡待ってるね 」
お互い手を振って 、私も帰路についた。
…… 頬にじんわりと熱を持ちながら 。
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るる瀬 . - タシア松さん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえてめちゃくちゃ嬉しいので更新頑張ります！ (2020年2月10日 20時) (
レス) id: 424933f756 (このIDを非表示/違反報告)
タシア松(プロフ) - 初コメ失礼します。めっちゃ面白いです！！ あぁぁ、うらたさんのキャラ好き！かっこいい! 更新待ってます(^^) (2020年2月8日 11時) (レス) id: 73485a3048 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るる瀬 . | 作成日時：2020年1月18日 12時
