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その日の昼のこと。


朝から教室で寝てた私が目を覚ましたのはついさっきなんだけど。





勝「A寝すぎ。」




『だって起こしてくれなかった!』



勝「起こしても起きなかったのはAだから。寝てるのに点数取れるから先生も何も言えないの、かわいそうだよね」




『陰で勉強してるからね』




勝「嘘ばっか」




『ふふ(笑) どうでしょう?って、あ!』





勝「なに?」





『お昼忘れた』





勝「忘れたも何も、あんな早くに起きてたらお弁当だって作れないでしょ(笑)」





『だからか!買ってくる!』





勝「一緒に行こうか?」





『大丈夫!課題出しに行った聡ちゃん帰ってくるし先食べといて!』





勝「わかった。気をつけなね」




『はーい!』





あの日以来、学校で少し噂になった私はいつも勝利と聡ちゃんと行動をしている。




お昼も3人で食べるのが日課。






そして、教室を出た私は昼ごはんを買いに購買に向かった。






人が溢れかえった購買にたどり着くと1人の男と目があった。






『あ。』





風「こんなに早く会えるもん?(笑)」






『菊池風磨だ。』





風「いや待って(笑) そのままでいいとは言ったけど、フルネームはやめよ?(笑)」





『ごめん(笑) なんて呼んだらいいのかな?と思っちゃって(笑)』





風「風磨とか?」





『ふーまくん。』



風「"う"が言えてない(笑)」





『言えてる!ふーちゃんって呼ぶよ?!』




風「それは勘弁(笑) 前者で。」




『はーい(笑)ふーまくんはいつも購買なの?』





風「まぁ、大概ね。 Aも?」


今朝は、ちゃん呼びだったのに呼び捨てに変わってるあたりすごいなーとぼんやりと見つめる。




風「どした?」




『え?あー、ちがう! 今日お弁当忘れたから!』




風「だからか。普段見ねぇもんな。
でも、こんな時間に来てもほら。もうねぇべ」




彼が顎で指す方に目を向けると、さっきまで山積みだったパンは跡形もなく無くなっていた。




『あーー!!ふーまくんと話してる間に!』




風「ごめんって(笑) これやる。」



食べれる?うまいよ。




そう言って差し出されたのはメロンパン。





『意外。こんな甘いの食べれるんだ』




風「お前、ちょこちょこ失礼だよな(笑)
いらねぇの?いらねぇなら俺食うけど」





『食う』




風「食うって..(笑) ダメだ、俺、みきのこと好きかも(笑)」





平然とそう言ってのけた彼。

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ミナ(プロフ) - 衣月さん» 衣月さんありがとうございます!あなキョリも読んでくださったんですね..!自分で気に入ったシーンでも読者の方にはどう思われてるのかなかなかわからない物なのでそう言っていただき頑張ろうと思えます!これからも頑張っていきますね^^ (2018年8月1日 23時) (レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 松さん» まどれーぬちゃん!こちらこそいつもありがとうね!また頑張った書き出します!! (2018年8月1日 23時) (レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
衣月(プロフ) - あなキョリから読んでで好きなお話だなーって思ったらミナさんの作品で…私の好きなタイプの小説なのでこれからも更新待ってます! (2018年8月1日 21時) (レス) id: 393bdf7cd9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ミナちゃん!まどれーぬだよう!いつも面白い作品ありがとう!! (2018年5月2日 20時) (レス) id: dafbf859af (このIDを非表示/違反報告)
Haru - そうなんですか。これからも更新待ってます! (2018年4月25日 19時) (レス) id: 5b8982f61f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミナ | 作成日時:2018年4月19日 23時

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