第1話 ページ2
_一杯の茶漬け
夕餉の残りの鶏肉、刻み海苔と解した鮭の塩ッ気、芳しい煎茶の香り...ってあれ?魚と肉両方入っている?でも梅干し少しだけ苦手なんだよなァ...でも美味しかったな...人目を忍んで作った茶漬け...って云うか...
『お腹...空いた...』
僕は中島A。故あって敦君に成り代わり...餓死寸前です...アハハ...ハァ
孤児院を追い出され、食べるものも寝る処も無く、かと云って盗むなんて事はしたくないし...
_「お前等孤児院にも要らぬ!何処ぞで野垂れ死んでしまえ!」
『...上等だ!生き残って遣る!理不尽な痛みはもううんざりだ!!』
何方にしろ追い出されるならと放った言葉。でも理不尽は何処に居ても付いてくるものだと云うのは理解している
何故なら...
『絶対に
一度死に、前世の記憶を持ったまま転生されたせいか“視える”のだ
孤児院から塩を拝借(笑)した甲斐が有ったと云う事か。しかし、このままでは本当に野垂れ死んでしまうだろう
『...よし、人助けしてお礼にご飯貰おう』
下心有り有りの人助けである
自分でも何考えてンだとは思ったが背に腹は変えられない
『そうと決まれば早速...って、え?』
川の上流から何か足の様な物が流れてきた...って足だーッ!?
『...此れはノーカンで』
原作をそこそこ知っている身だからこそ判るが流れてきたのは彼の人だろう。でもあれはちょっと...否、助けなくちゃいけないのは知ってるけど...でも...
『嗚呼もう!』
憑いている霊が五月蝿いし鴉に突っつかれてるし、何より死なれたら気分が悪い
__結果的に人命救助?
『この人何で嫌われてんのに憑かれてんの?』
助けた人に憑いていたのは怨霊でした
何で死なせないんだよって思っていたら怨霊曰く「死にたい奴死なせて喜ばれたら成仏できねぇ。だから生きて悔しんで貰う」との事。御人好しだこの
ムクリと云うかサッと云うか...兎に角腹筋の力だけで起きてきた。凄いなぁ...
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花水城(プロフ) - 凍り姫さん» ありがとうございます!精進致します!!(`・ω・´)キリッ (2019年4月12日 23時) (レス) id: 75486042ad (このIDを非表示/違反報告)
凍り姫 - とっても面白いです!更新頑張って下さい! (2019年4月12日 23時) (レス) id: 5d3a88bcd4 (このIDを非表示/違反報告)
花水城(プロフ) - 月下さん» コメントありがとうございます!!更新頑張ります!!(・ω・)b (2019年3月23日 10時) (レス) id: 75486042ad (このIDを非表示/違反報告)
月下(プロフ) - 今晩は、初めまして!この作品とても面白いですね。お気に入りです!応援しています、体調に気を付けて下さいね!更新頑張ってください!! (2019年3月23日 0時) (レス) id: 34c52f365a (このIDを非表示/違反報告)
花水城(プロフ) - あーやんの向日葵畑さん» 返信が遅れてしまいすみません!!えっ...本当ですかやったーー!!!実は私も貴方の作品を二年くらい前に読んでました!!もう色んな方に言ってますが大好きです!!亀より遅い不定期更新で駄文ですがよろしくお願いします!!(語彙力) (2019年3月6日 17時) (レス) id: 75486042ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花水城 | 作成日時:2018年1月14日 20時