【ハイキュー!!】最近、ストーカーに追われます。【金田一勇太郎】

ストーカー気質 6 ページ8

貴方視線

その後、私と及川の間に岩泉が割って入ってくれ、その行為に感謝し、足早にその場から離れた。

靴箱へ入り上履きに履き替え、階段の手摺に手を伝って登る。

そして変わりのない教室に入る。

教室に入るとクラスメイトが次々に挨拶をしてくるので、私は笑顔なまま挨拶を返す。

私は席につくと教科書等を慣れた手つきで机のなかへとしまう。

すると、

花巻「お、A。さっきの及川とのあれ見たぜ」

ケラケラ笑いながら私に話しかける花巻。

貴方「あんたねぇ、毎回ここ来るけど別の教室でしょ。勝手に…あれ、誰だっけ、たー…田中？いや、山田？君の席座っちゃだめでしょ」

花巻「ややこしいな、お前」

失礼な、真面目に答えてるのにと、ブーイングを繰り返す。

花巻は私の表情を見て満足そうな顔をして

花巻「あー、もうすぐで及川が来る気分、にーげよっと」

貴方「明日は来んな〜」

花巻「ぜってー来てやるわ」

いや、来んなし。

そう願いながら花巻を見送る。

別れ際に手を振ると花巻は珍しく驚いた表情を見せたが、またいつもの顔に戻って帰っていった。

花巻の姿も遠くなり、視線を前に向けると

及川「…誰の席が山田さんの席だって？」


真っ黒い笑顔を張り付けた山田徹(仮)が立っていた←

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