俺はアーヤの心の友だから。 (ページ33)

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memory３１　翼side ページ33

はい、ほとんど会話だけだと思うので、よろしく！ｂｙ作者
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小「あの…その子って、ただの交通事故？だよね。」

彩「そうだと思ってた。」

小「っていうことは、違うかったんだ。」

上「それは何？」

彩「ジサツ。」

瞬間、皆が固まった。

それをアーヤは、淡々という。

気持ちの整理がついたんだろう。

黒「何でそんなことしたの？」

彩「私のため…。」

アーヤはつぶやく。

彩「私のためだった！そんなこと、しなくてもよかったのに。修って言うんだけど、修ちゃんは…病気だったんだよ。」

上「病名は？」

彩「腫瘍癌、悪質の。もう、余命宣告されてたんだって。知らなかった。受験前だったのに。」

若「どこ受験しようとしてたの？」

彩「…開成。」

開成組と若武は、息を呑んだ。

皆、受験したからだろう。

彩「それで、思い出しちゃって。」

上「でも、ジサツした原因は？」

彩「私だったよ。私の悲しい顔を見たくないって。その前に死ぬって。」

そっか。

アーヤは、そのことだけが、気がかりだったんだね。

翼「終わり？アーヤ、みんな。」

彩／ＫＺ「うん。」

じゃあ。

俺はアーヤを抱き寄せる。

若「なっ。」

むだむだ。

アーヤもポッポッポ！

俺はにやりと笑った。

翼「言うの遅れたけど、俺たち付き合いまーす！」

ＫＺ「はぁ！！？？」

瞬間、拍子抜け、少しして正気に戻って喚き声をあげる。

若「とられたぁ！」

上「俺、お似合いだと思うぜ。」

黒「美門、よろしくね。」

小「アーヤのこと、頼むね。」

この声を聞いて、アーヤはポカン。

彩「協定まで作ってたのに、祝ってくれるの？」

ＫＺ「そりゃあね！」

彩「！！！」

翼「ほぅらね。皆受け入れてくれるよ。」

彩「ありがと。」

ん。

アーヤの笑顔が見れて、良かった！