第60話 ページ10
『やめろよ!!』
がたんと椅子を揺らす。
男は早速ジミンくんの服を脱がしていく。
落ち着け私。
この縄の解き方くらいわかるはずだ。
手をひねって…こうして…
「おい、しっかり見ろよ」
声がしてそちらに目をやるとジミンくんの白い肌があらわになっている。
『汚い手で触んな』
「触らなきゃなにもできないよ?」
なにもしなくていいんだよ!
って、叫びたいけど今は縄を解くのが最優先。
あとちょっと…
あ、やめてそのさくらんぼは私のだから←
どんどんキスがジミンくんの胸から首、口にいく瞬間。
ジミンくんと向かい合って私の方を見ていなくなったその瞬間に椅子で思いっきり頭を殴った。
ゴンっ!!
鈍い音がなる。
男はジミンくんに覆いかぶさるように倒れた。
すぐにジミンくんから引き剥がす。
ジミンくんの唇を服の裾でゴシゴシ拭く。
JM「ちょ、Aちゃんっ!
そんなことより、早く逃げn…んぅ」
思い切り自分の唇を押し当てた。
『そんなことなんかじゃないよ…』
って今度は舌を絡ませた。
短く喘ぐジミンくん。
JM「ごめん、Aちゃん…っ」
ポロポロと涙を流すジミンくん。
なんで、ジミンくんが謝るんだ
『私、もうちょっと人を見る目鍛えなきゃね…』
JM「ほんとだよぉ!!」
そういったら抱きついてわんわん泣き始める。
『ごめんね、ジミンくん。
ごめんね…っ』
私もわんわん泣きじゃくる。
しばらく泣いて鼻声で警察に連絡。
男は救急車で運ばれた。
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作者名:はなこ | 作成日時:2018年10月21日 23時