一 ページ2
Aside
ー放課後ー
ようやく一日の終わりのチャイムがなる
やっと授業が終わった!多分みんなにも感情の色が見えていたら私はとても幸せな色をまとっているだろう、そう思いながら荷物をカバンに入れて席を立つ
さーってかえろ!
その時
「ねぇ、藤原さん」
……確かこのクラスの学級委員長
名前なんだったか
『?どうかしましたか?』
とりあえず今の疑問点を言う
「私たちと帰らない?」
は?ただでさえ家族との時間少ないくせに今日知り合った人となんか帰りたくないよ。穏便に断ろう
『ごめん、私今日いそがしくて、、ごめんね』
「ううん、ごめんね無理言って、また明日」
はあ、うっとおしい みんなの中に入ってない奴が話しかけてきて欲しくないよ
……遠くからコソコソと声が聞こえる。めんどくさいな
『帰ろ』
……門限に間に合わせなくちゃ
ーーーーー
同時刻、放課後の土籠side
今日転校生が来た藤原Aって奴…どうにも気になって仕方がない。なんか嫌な胸騒ぎがあるというか…
あいつは何をしても話しても無表情だった。そのくせ人の気持ちには敏感で…よく分からねぇ。
だから少し気になった、どんなことがあったらあんな無表情になれるのかを、一体どんな生活してきたんだよA
あいつの本でも読んでみるか?
いや、明日聞いてみるか
流石に初めてあって本を読むなんてプライバシーの侵害な気もするしな。
担任として関わってやるか…
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レイ - 最初から、すごい良かったです。次の更新を待っています。 (2022年2月23日 20時) (レス) id: ba7c8d1648 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ - すごく面白いです。更新待っています (2021年5月11日 16時) (レス) id: bd6a8b3525 (このIDを非表示/違反報告)
鄰 - 続きがとっても気になります!更新頑張ってください。 (2021年3月24日 23時) (レス) id: 6808633ea0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リコリス | 作成日時:2020年6月5日 14時