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もう一度カミナリが鳴る。
一瞬、不安がよぎる。

さっきまで、画面越しに会っていた顔が脳裏に浮かぶ。・・・こんな夜にひとりは、ちょっとだけ寂しい。

「!」

また窓の外が光った。そして雷鳴・・・
カミナリは確実に近づいて来てる。

「!!」

また光る。
と同時に、さっきよりさらに大きな雷鳴と地響き。

まさか近くに落ちたんか?
いや、落ちるようなとこあれへんか・・・

と思った次の瞬間

「うわあああっ!!!」

叫び声と

ドタタタッ!!!

という物音。

「!?」

物音は寝室から聞こえた。

これって・・・もしかして・・・

オレは寝室へ走る。
ドアを開けると、そこには

「!」

「・・・痛ってぇ・・・」

ベッドのそばの床にうずくまる人影。

「・・・痛たたた・・・」

そこを打ちつけたのか、尻をさすりながら立ち上がった人影は・・・オレを見つけて驚いたように目を見開いた。

「・・・シンゴさん!?」

・・・やっぱりな。

「キミくん・・・」

また、やって来てくれたんやね。

キミの名は→←・



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作者名:松本 | 作成日時:2020年5月18日 18時

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