94 side流星 ページ45
丈くんの楽屋で話しよると遠慮気味に大ちゃんが入ってきた
丈 「おっ、ごめん」
大 「いや…」
大ちゃんの反応を見て丈くんがそろそろ戻りって言ってきた
流星は今、大ちゃんと2人きりになりたくないのに…
嫌な感情が出てきそうで、寂しいって言っちゃいそうで
丈 「流星?」
流 「あ、うん!行く!」
やけど丈くんに心配かけるわけにもいかんし、素直に従った
2人の楽屋やから2人きりになるんは当たり前で
前まではこの瞬間が幸せやったのに、今は胸が苦しい
大 「流星、、、」
大ちゃんがおもむろに名前を呼んだ
流星って呼ばれ方も嬉しい。やけど、おおにっちゃん。大ちゃん限定のおおにっちゃん呼びやないのが、大ちゃんから突き放されとるんやって余計に思わせられる。
大 「俺が子離れって言ったんわな…」
ゆっくりと説明し始めた
大 「まず、最初に言うとくけど、流星のこと嫌いになったとかやないで?今でも可愛いし好きって思いは銀河にまで届く自信あんで。流星は俺にとって特別やし、なにより、その、恋人やんな?」
確認するように見てくる
わかっとるんよ。大ちゃんが別に流星を嫌ってとかじゃないって
やけど…
大 「グループ組んで改めて流星を見て成長したんやなって感じたねんな。流星も成長しとるし、ベッタリやなくてもっと流星を成長した、りゅせ?」
思わず体が動いてしまって
大ちゃんにぎゅっと抱きついた
流 「…」
大 「流星?」
頭の上から大ちゃんの優しい声が聞こえる
どないしたん?って言われてるみたいで
嫌やのに視界が歪む
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作者名:ましろ | 作成日時:2018年12月4日 0時