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《自宅》
なんだか今日はやけに静かだなぁ
1人でやることもないからテキトーにご飯を作って済ませる
1人でご飯を食べるのも正直久しぶりかもしれない…
なんだかんだ言っていつもたいがと2人で食べてたし。
って、これじゃあ、あたしが寂しがってるみたいじゃない!!
いやいやいやいやいや、そんなことありえない……
ガタンっ!!!ドンッ!!
え?今の隣から??
壁を伝って大きな音がした。
「たいが?」
どうしたんだろう……
いやいやいやいやいや、気にしない、気にしない……
いや、、、でも、もし万が一なことがあったら……
コンコンっ…
思わずたいがの部屋のドアをノックしてた
なかなか出てこない……
まさか、、、本当に倒れてるんじゃ………
すごく心配になってきた
ドンドンドン
強くドアをたたく
「たいが!?大丈夫??」
いきなりドアが開いて前のめりに転びそうになった
「うわっ…!」
たいががあたしを受け止める形になってたいがに抱きしめられた
「あっ、ごっ、ごめん…」
離れようとするが離れられない…
たいがの腕にガッチリホールドされてしまった
「ちょっ……と…たいが…??」
たいが「はぁ………」
抱きしめたまま大きくため息をつくたいが
「たいが、ちょっと離して…!」
たいが「やだ…」
「やだって、ちょっと約束したよね!?忘れちゃったの??」
たいが「うん、忘れた…」
たいがめ………開き直ったな………!!!
たいが「だって僕、Aロスで死にそうだったし…」
Aロスってドラマかよ!!?
「そんなの知らない!とにかく離して」
たいが「でも、先に約束破ったのはAだよ、ドア、ドンドン叩いてたじゃん…」
「それは!!大きな音がして心配になったからでしょ⁉」
たいが「心配してくれたんだ(笑)」
「なに笑ってんのよ!!てか、ほんと離せ!!」
たいが「やーだー、あっ、そーだ、Aがあの約束を無かったことにしてくれるなら離してあげるよ??」
こいつ………
ううっ、
でも、とりあえず離してもらわなきゃだし……
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作者名:さだな | 作成日時:2017年8月19日 2時